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米カリフォルニア州の山火事、17.5万人が避難 被害面積は史上最大規模に

2020年8月22日(土)10時41分

米カリフォルニア州で発生した落雷による山火事は被害面積が2倍以上に拡大し、同州史上で最大規模となった。避難を余儀なくされた住民は17万5000人に上っている。写真は8月20日、カリフォルニア州のボルダークリークで(2020年 ロイター/tephen Lam)

米カリフォルニア州で発生した落雷による山火事は21日、被害面積が2倍以上に拡大し、同州史上で最大規模となった。避難を余儀なくされた住民は17万5000人に上っている。

少なくとも6人が死亡し、負傷者は消防士・住民合わせて43人となった。被害を受けた家屋などは500軒以上。火災が発生している地域はロサンゼルスの約2倍に相当するという。

カリフォルニア州では、過去約20年間で最悪の雷雨を伴う嵐に見舞われており、記録的な熱波によって乾燥した草原や森林などへの落雷で、過去5日間で370件以上の火災が発生。そのほとんどがサンフランシスコのベイエリアで見られるほか、パロアルト東部、サクラメント南部でも被害が広がっている。

ニューサム知事は20日夜、民主党全国大会で「気候変動を否定するなら、カリフォルニア州に来てほしい」と語った。

[ロイター]


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