最新記事

シリア情勢

英メイ首相、シリア情勢巡り12日臨時閣議開催 軍事行動の承認求める可能性

2018年4月12日(木)08時22分

 4月11日、メイ英首相は、シリア情勢を話し合うために12日に臨時閣議を開催する意向を示した。写真は10日、代表撮影(2018年 ロイター)

メイ英首相は、シリア情勢を話し合うために12日に臨時閣議を開催する意向を示した。現地メディアによると、化学兵器使用の疑いが出ているシリアに対する米国などの軍事行動に英国も参加するため、閣僚らの承認を求める見通し。

トランプ米大統領は11日、シリアのアサド政権を支持するロシアを批判したうえで、米国のミサイルが「シリアに向かう」との警告をロシアに対して発した。

メイ首相の報道官は11日、臨時閣議の中心議題はシリアになると述べた。

英BBCは先に、メイ首相は事前に議会承認を求めずに、シリアに対する軍事行動への参加を認める方針だと報じていた。

デイリー・テレグラフ紙は、メイ首相が、12日夜にも開始される可能性のあるシリアに対する軍事行動に備え、 英国の潜水艦をミサイルの射程圏内に移動させるよう命令したと報じた。

スカイニュースによると、メイ首相は12日の閣議で軍事行動への参加を巡り閣僚らの承認を求める見通し。

英国の首相は軍事行動について議会の承認を得ることを義務付けられていないが、過去のリビアやイラクへの軍事介入は議会の採決にかけた。

キャメロン前首相は2013年に米国などがシリアの化学兵器使用疑惑に対する軍事行動に踏み切った際、参加に前向きだったものの議会からの支持を得られなかった。

最大野党・労働党のコービン党首は11日、メイ首相が求める軍事行動に関しては議会に発言の機会を与えるべきだと指摘。

メイ首相はこの日、記者団に、あらゆる状況を勘案すると、反体制派が拠点を置くシリアの東グータ地区のドゥーマで化学兵器が使用された責任はシリア当局にあると批判。「化学兵器使用がまかり通ってはいけない」と強調した。



[ロンドン 11日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 トランプの大誤算
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年4月14号(4月7日発売)は「トランプの大誤算」特集。国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

台湾国民党主席、南京で孫文の墓所訪問 中国との和解

ビジネス

街角景気3月は6.7ポイント低下、中東情勢でマイン

ワールド

習主席、「中国流」サービス業目指す 需要主導と技術

ワールド

北朝鮮が弾道ミサイル発射と日韓が発表、前日に続き
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命防衛隊と消耗戦に
  • 4
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 5
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 6
    「王はいらない」800万人デモ トランプ政権への怒り…
  • 7
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 8
    【後編】BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音…
  • 9
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 10
    5日間の寝たきりで髪が...ICUに入院した女性を襲っ…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 7
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 8
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 9
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 10
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中