EU、米輸入制限に「露骨な干渉で断固対抗」 カナダ・ブラジルも反発
2018年3月2日(金)11時45分
英豪系資源大手リオ・ティントは「カナダからのアルミは長年にわたり、防衛部門を含む米製造業にとって、信頼できる安定的な供給源だった」と説明。引き続き米当局者らに対し、北米の一体化したアルミ供給網のメリットを訴え続けるとした。
ブラジル開発・工業・貿易省は、米関税について「強い懸念」を表明。国益の保護に向けて「多角的あるいは2国間」の措置を講じる可能性があるとした。
同省は、ブラジルの対米鉄鋼輸出の80%は半製品で米鉄鋼産業にとって主要な材料となっているため、ブラジルの鉄鋼産業は米国への脅威ではないと主張。
ブラジルは米国にとって、カナダに次ぐ第2の鉄鋼供給国で、17年は輸入量の13%を占めた。
[ブリュッセル/オタワ/サンパウロ 1日 ロイター]
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