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朝鮮半島情勢

南北首脳会談、4月27日開催 非核化など議題は4日以降の実務者協議で調整

2018年3月29日(木)17時07分

3月29日、韓国の政府当局者は、南北首脳会談を4月27日に開催することを明らかにした。写真は南北閣僚級会議の模様。板門店で撮影(2018年 ロイター/Yonhap)

韓国の政府当局者は29日、南北首脳会談を4月27日に開催することを明らかにした。韓国当局は29日に北朝鮮側と閣僚級会議を行い、その後に会談日程を発表した。韓国の統一省高官は記者団に対して、4月4日に実務者協議を行い、警備や記者会見など首脳会談の詳細を詰めると説明した。

会議の声明では、首脳会談の議題には触れていない。

韓国の趙明均統一相は、詳細を詰めるには時間が必要との認識で一致したとし、議題について双方は「あらゆる」意見を交換したと述べた。

同相は、首脳会談では朝鮮半島の非核化と南北関係改善が主な議題になるとしたが、これ以上の詳細は明らかにしなかった。

北朝鮮側からは出席した李善権・祖国平和統一委員長は、来月にかけて実務者レベルで解決すべき多くの問題が残っているとしたが、「首脳会議の歴史的意義を双方が十分理解すれば、問題は迅速かつ友好的に解決可能」と述べた。

統一相は記者団に対し、金正恩朝鮮労働党委員長の訪中について閣僚級会議で協議しなかったと述べた。

[ソウル 29日 ロイター]


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