最新記事
SDGsパートナー

過疎地域の子どもたちに「学ぶ楽しさを知る」体験を...AIと「働く大人の生声」で地域の未来に貢献するClassi

2024年11月14日(木)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
夏期学習イベント

集中して問題を解く生徒たちの様子(夏期学習イベントの1コマ)

<人口減少に伴い、学力の地域格差が浮き彫りとなってきている。学力の低下は子どもの可能性を狭めるだけでなく、ひいてはその地域の将来性をも危うくしかねない。ベネッセグループの一つであるClassiは、こうした課題を解決すべく、地域と連携してAIを活用した学習支援の取り組みを展開している>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇


AIを活用した教育プラットフォームで「場所や環境に左右されない学び」を

Classi株式会社は、2014年にベネッセホールディングスとソフトバンク株式会社の合弁会社として誕生した。「子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる」というミッションを掲げ、学校のICT化を多角的にサポートする教育プラットフォーム「Classi(クラッシー)」の提供を通して、学校における「個別最適な学び」と学校の「ICT化対応」に貢献している。

そんな同社が2023年度からスタートさせた取り組みが、過疎化が進む熊本県多良木町でのClassiを用いた夏期学習イベントだ。

Classiはコミュニケーションや探究学習、学習動画に日々の学習記録など、学校生活のさまざまな場面で活用できるオールインワンのプラットフォームだ。生徒の主体的な学びをサポートするだけでなく、先生の生徒指導もアシストする。イベントでは、Classiに搭載されているさまざまな機能のうち、AI判定で生徒の理解度に合わせておすすめ問題を出題する「学習トレーニング機能」を用いた学びを体験できる。

その効果について、PR統括を務める椎葉育美氏は次のように語る。

「生徒は自分のペースで学習を進められ、「解けた」という成功体験を積み重ねることで、『もっと学びたい』という気持ちのスイッチを入れることができます」

2024年度には、多種多様な8種類の仕事に従事する社会人の話が聞けるミニキャリア講演会も開催した。これには、職業の選択肢が少なくなりがちな地方の中高生に職業選択を考えるきっかけを作り、さらなる学びに向かうモチベーションアップを促す狙いがある。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ENEOSHD、26年3月期予想を下方修正 原油安

ビジネス

アシックス、通期予想を上方修正 オニツカタイガー好

ワールド

米国で感謝祭休暇期間のバス・鉄道利用急増、航空便の

ワールド

英国、公共サービスのサイバー攻撃対策を強化へ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ギザのピラミッドにあると言われていた「失われた入口」がついに発見!? 中には一体何が?
  • 2
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    コロンビアに出現した「謎の球体」はUFOか? 地球外…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「流石にそっくり」...マイケル・ジャクソンを「実の…
  • 8
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 9
    【銘柄】エヌビディアとの提携発表で株価が急騰...か…
  • 10
    【クイズ】韓国でGoogleマップが機能しない「意外な…
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 9
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 10
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中