- 私的映画論
森達也
映画監督、作家。明治大学特任教授。主な作品にオウム真理教信者のドキュメンタリー映画『A』や『FAKE』『i−新聞記者ドキュメント−』がある。著書も『A3』『死刑』など多数。
『嵐電』で堪能する宇宙的時空 「行きつ戻りつ」でシンクロする映画と人生
そこまで見せるか...マスコミの「恥部」を全部さらすドキュメンタリー『さよならテレビ』
石井聰亙『シャッフル』は特別で別格──走るチンピラと追う刑事、全力疾走の舞台裏
三谷幸喜の初映画『ラヂオの時間』は完璧な群像劇だった 隠された毒が深みを生む
蔓延する憎悪と殺戮 パレスチナで突き付けられる「傍観者でいいのか」という問い
『ゆきゆきて、神軍』の原一男が、誰にも撮れないドキュメンタリーを発表できる訳
26歳の僕を圧倒した初ジブリ体験、『風の谷のナウシカ』に見た映画の真骨頂
女相撲×アナキスト 『菊とギロチン』に見る瀬々敬久の反骨
日本にも憤る市民、米兵の悲しげな表情... 『Little Birds』が伝える加工なきイラク戦争
よくしゃべり、よく食べ、互いの体を貪り合う... 欲望全開でも静かな『火口のふたり』の2人
『太陽を盗んだ男』は今ならば絶対に撮れない、荒唐無稽なエンタメ映画
塚本晋也が自主製作映画『野火』で描いた、戦争の極限状態と日本兵の人肉食
騒音おばさんを映画化した『ミセス・ノイズィ』はまるで現代版『羅生門』
冷酷で優しい『永い言い訳』は女性監督の強さ故か
小津安二郎の『東京物語』はイメージよりもエグイ......でもやっぱり窮屈
『絞死刑』は大島渚だから撮れた死刑ブラックコメディー
1人の男と2人の女、突き放される3人の子供 本当の「鬼畜」は誰なのか
ロマンポルノの巨匠が紡ぐ『(秘)色情めす市場』は圧倒的な人間賛歌
「反日映画」と呼ばれても... 復讐劇『アジアの純真』は萎縮も忖度もしない
90年代渋谷の援交を描く庵野秀明監督『ラブ&ポップ』の圧巻のラスト
無様なのにキラキラ輝く『ばかのハコ船』は原石のよう
虚と実が融合する『仁義なき戦い』は何から何まで破格だった