<10歳のときに母と僕を捨て、愛人の元に消えた父。ところが今年になって、急に会いたいと言ってきて──。スレート誌人生相談員ニコール・クリフによる、相談主に寄り添った現実的なアドバイスとは>

Q:父は僕が10歳のときに愛人ができて、母と僕を捨てました。僕が愛人に懐かなかったので、父は僕を引き取ることはもちろん、養育費を払うことさえ拒否。新しい家庭ですぐに子供をつくったようです。以来、父との関係は途絶えていました。

ところが今年になって、急に父が会いたいと言ってきました。僕は22歳。とりあえず一緒に食事をすることにしました。すると父は、娘(僕にとっては義妹)が骨髄移植を必要としていて、血がつながっている僕には骨髄を提供する義務があると言いだしました。「ろくに父親らしいこともしなかったのに、よくそんなこと言えるよね」と、僕は激怒してレストランを出てきてしまいました。でも、迷っています。その子に死んでほしくない。でも父の頼みを聞き入れれば、母と僕に対する仕打ちを許すような気がするんです。第一、僕の骨髄が義妹の骨髄と適合するかどうかも分かりません。

── 迷える子羊
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