石破首相、参院選公約に国民1人2万円給付を表明 子どもなど加算

6月13日、石破茂首相(自民党総裁)は、夏の参院選で国民一人当たり2万円の現金給付を行うことを自民党の公約に掲げると表明した。写真は昨年10月撮影(2025年 ロイター)
Kentaro Sugiyama
[東京 13日 ロイター] - 石破茂首相(自民党総裁)は13日、夏の参院選で国民一人当たり2万円の現金給付を行うことを自民党の公約に掲げると表明した。子どもには一人当たり2万円、住民税非課税世帯の大人には一人当たり2万円をそれぞれ加算する。官邸で記者団に語った。
首相は、給付額について食費にかかる消費税負担額を念頭に置き、物価高の影響が大きい子育て世帯、低所得者世帯の負担に特に配慮したと説明した。
全体の予算規模については3兆円台半ばと試算しているが、今後精査が必要だと述べた。給付を行う際、財政を悪化させることがないよう税収動向などを見極めながら適切に財源を確保し、赤字国債に依存することがないよう党幹部に指示したとも語った。