イスラエル「ガザの食料十分」、国連反論 物資不足でパン店閉業
4月1日、国連は、パレスチナ自治区ガザで世界食糧計画(WFP)が支援するパン店25軒全てが物資不足から営業を停止したにもかかわらず、イスラエルがガザには長期にわたり十分な食料があると主張したことは「馬鹿げている」と非難した。写真は、食事を待つパレスチナの子どもら。3月9日、ガザ南部のハンユニスで撮影(2025年 ロイター/Hatem Khaled)
Michelle Nichols
[国連 1日 ロイター] - 国連は1日、パレスチナ自治区ガザで世界食糧計画(WFP)が支援するパン店25軒全てが物資不足から営業を停止したにもかかわらず、イスラエルがガザには長期にわたり十分な食料があると主張したことは「馬鹿げている」と非難した。
イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦期間が終わった3月2日以来、ガザ地区には援助物資が届いていない。
イスラエル首相府は先に、ハマスが残りの人質を全て解放するまで、ガザへの全ての物資の持ち込みを許可しないと表明している。
ガザへの援助物資の輸送を調整するイスラエル国防省傘下の占領地政府活動調整官組織(COGAT)は1日、停戦中に約2万5200台のトラックがガザに入り、約45万トンの援助物資を運んだと発表。
「ハマスが市民に分ければ、長期にわたって十分な食料がある」とXに投稿した。
国連のデュジャリック報道官はこれについて記者に問われると「そんなことは馬鹿げている。小麦粉や調理用ガスがなければ、パン店は営業できない」と答えた。
COGATは「国連の援助は、ガザに入った援助総額の30%にも満たない。他の援助団体や関係者も食料援助をしている」と説明。また、停戦中にガザに届けられた援助の多くが流用されたと主張した。
一方、ドゥジャリック報道官は「国連は届けられた全ての援助物資について厳重な管理体制を維持している」と述べた。
ハマスは、ガザは「飢饉の段階」に達しており、イスラエルは「時間の経過とともに増える破滅的な人的被害」の全責任を負うと非難した。
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