ニュース速報
ワールド

イラン、ハマス幹部暗殺巡るハメネイ師の命令実行へ=革命防衛隊副司令官

2024年08月10日(土)05時16分

イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊(IRGC)」のアリ・ファダビ副司令官は9日、テヘランで起きたイスラム組織ハマス幹部の暗殺を巡り、イスラエルを「厳しく処罰せよ」という最高指導者ハメネイ師(写真)の命令を実行すると表明した。7月撮影(2024年 ロイター/Office of the Iranian Supreme Leader/WANA (West Asia News Agency)/Handout via REUTERS)

[ドバイ 9日 ロイター] - イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊(IRGC)」のアリ・ファダビ副司令官は9日、テヘランで起きたイスラム組織ハマス幹部の暗殺を巡り、イスラエルを「厳しく処罰せよ」という最高指導者ハメネイ師の命令を実行すると表明した。

イランのメディアによると、ファダビ副司令官は「イスラエルに対する厳しい処罰と報復に関するハメネイ師の命令は明確かつ明白だ。可能な限り最善の方法で実行する」と述べた。

米国の国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は「こうした発言は真剣に受け止めなければならない」とし、米国は中東地域に十分な資源を投入し、イスラエルを防衛すると述べた。

ハマスのイスマイル・ハニヤ最高指導者は7月31日、イランのペゼシュキアン大統領の就任宣誓式に出席するためテヘランを訪問していた際に暗殺された。ハメネイ師は「厳しい処罰」を下す根拠をイスラエルが与えたとし、報復はイランの義務と述べていた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

小泉防衛相、中国艦から訓練の連絡あったと説明 「規

ワールド

栄養失調のガザの子ども、停戦後も「衝撃的な人数」=

ビジネス

市場動向、注意深く見守っている=高市首相

ビジネス

米電力消費、今年と来年は過去最高更新 米当局予測
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【クイズ】アジアで唯一...「世界の観光都市ランキング」でトップ5に入ったのはどこ?
  • 3
    中国の著名エコノミストが警告、過度の景気刺激が「財政危機」招くおそれ
  • 4
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 5
    「韓国のアマゾン」クーパン、国民の6割相当の大規模情…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 8
    「1匹いたら数千匹近くに...」飲もうとしたコップの…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    イギリスは「監視」、日本は「記録」...防犯カメラの…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 10
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中