ニュース速報

ワールド

ロシアの女性記者と弁護士、襲撃受け重傷 チェチェン

2023年07月05日(水)01時36分

ロシア南部チェチェン共和国で4日、ロシアの著名な女性記者と弁護士が武装した覆面の男に襲撃され、重傷を負った。同記者や人権グループが明らかにした。 襲撃されたのはロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」のエレナ・ミラシナ記者で、弁護士のアレクサンドル・ネモフ氏とともに空港からチェチェンの首都グロズヌイに向かっている途中に襲われた。写真は7月4日、搬送先の病院で携帯電話で話すエレナ・ミラシナ記者(2023年 ロイター/Crew Against Torture/Handout via REUTERS)

(第4段落の誤字を修正して再送します)

[4日 ロイター] - ロシア南部チェチェン共和国で4日、ロシアの著名な女性記者と弁護士が武装した覆面の男に襲撃され、重傷を負った。同記者や人権グループが明らかにした。

襲撃されたのはロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」のエレナ・ミラシナ記者で、弁護士のアレクサンドル・ネモフ氏とともに空港からチェチェンの首都グロズヌイに向かっている途中に襲われた。

ミラシナ氏は入院先の病院で、男数人が車に乗り込み、ミラシナ氏とネモフ氏を縛り付け、銃を頭に突きつけたと状況を説明。人権グループの「メモリアル」によると、2人が「顔などを激しく蹴られ、殺すと脅された」ほか、「『ここから出て行け、何も書くな』と脅された」と明らかにした。

また、別の人権団体によると、ネモフ氏は足を刺されたほか、2人とも複数の骨折を負ったという。

入院先の病院で撮影された写真には、襲撃犯に頭髪をそられ、緑色の液体を浴びせられたミラシナ氏の姿が映っている。左腕と右手には包帯が巻かれている。

ミラシナ記者は長年にわたりチェチェンの人権侵害の取材を行っており、この日も政治的な理由で迫害を受けているとみられるチェチェン人女性の裁判を傍聴する予定だった。

ミラシナ氏は2020年にもチェチェンで暴行を受けている。

クレムリン(ロシア大統領府)は、プーチン大統領が「非常に深刻な攻撃」について報告を受け、調査が行われると発表。プーチン大統領の盟友とされるチェチェンのカディロフ首長はテレグラムへの投稿で「犯人の特定に向けあらゆる努力をするよう、管轄の機関に指示した」とした。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米・イラン、26日に第3回核協議=オマーン外相

ワールド

米との関税合意、離脱表明した国はない=USTR代表

ビジネス

焦点:米食品大手、肥満薬普及で戦略転換 原材料見直

ワールド

アングル:米との貿易協定リセットは困難か、違憲判決
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 2
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面を突き破って侵入する力の正体が明らかに
  • 3
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官が掲げる「新しいスパイの戦い方」
  • 4
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中…
  • 5
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 6
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 7
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 8
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 9
    「高市トレード」に「トランプ関税」......相場が荒…
  • 10
    ウクライナ戦争が180度変えた「軍事戦略」の在り方..…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 6
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 7
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 8
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 9
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 10
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中