ザポロジエ原発、なお極めて危険な状態＝ウクライナ大統領

ウクライナのゼレンスキー大統領は２６日、ロシアが掌握するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所は依然として極めて危険な状態にあるとの認識を示した。（２０２２年　ロイター／Ukrainian Presidential Press Service/Handout via REUTERS）

[２６日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は２６日、ロシアが掌握するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所は依然として極めて危険な状態にあるとの認識を示した。

ザポロジエ原発は前日、電力供給が一時停止。その後復旧し、送電網から切り離されていた原子炉２基は再び接続された。

ゼレンスキー大統領は国民に対する夜の演説で、原子炉２基が再接続されたものの、依然として危険な状態にあるとし、国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の早急な視察を改めて求めた。

このほか、トルコと国連が仲介した穀物輸出再開の合意に基づき、黒海の港から輸出された農産物は１００万トンに上ると明らかにした。

ゼレンスキー氏によると、政府は毎月３００万トンの輸出を目指している。