[リマ 2日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズは、ペルーのケイコ・フジモリ次期大統領が投資家の信頼を高め、政策の継続性を維持することで、政治的分断や財政上の課題を抱えつつも、同国の持続的な成長を支えるとの見方を示した。
• ムーディーズは2日に公表したリポートで、フジモリ政権は政策の継続性を維持し、中央銀行の独立性といった制度的基盤を守り、契約や財産権を尊重する可能性が高いと指摘した。
• 政策の安定性が維持されれば、停滞していた鉱業・インフラプロジェクトが再開され、2024─25年の平均である3.5%に近い成長率が支えられる見通しだ。
• 政治リスクは低下する見込みだが、二極化や分裂が見られる国会が引き続き政治的な不確実性を生み出し、ペルーの安定した信用力を依然として制約する可能性がある。
• ペルーの政府債務は国内総生産(GDP)比30%にとどまっており、十分なショック吸収能力を備えている。
• ムーディーズは、ペルーが財政赤字をどの程度早期に縮小できるかについては依然として疑問が残ると指摘した。
• 故アルベルト・フジモリ元大統領の長女で右派のケイコ氏は4度目の大統領選出馬で当選。左派のロベルト・サンチェス氏を約4万9000票、率にして0.3ポイントの差で破った。