ニュース速報

ワールド

経済危機のスリランカ、日本などと援助国会議へ 暫定予算策定

2022年06月23日(木)00時17分

[コロンボ 22日 ロイター] - 経済危機に陥っているスリランカのウィクラマシンハ首相は22日、中国、インド、日本を援助国会議に招集して外国からの支援拡大を呼びかけ、8月に暫定予算を提示すると表明した。国際通貨基金(IMF)との協議は続いている。

ウィクラマシンハ氏は議会で、財政をより持続可能な内容にし、最も大きな打撃を受けている貧困層への予算増に努め、暫定予算を8月に示すとした。「暫定予算は今後の道筋を示すものだ。IMFのプログラムや持続可能な債務を含め、スリランカが経済的安定を取り戻すための土台を築くものだ」と述べた。

ウィクラマシンハ氏は5月下旬、ロイターに対し、歳出を「徹底的に」減らし、6週間以内に暫定予算を提示する方針を明らかにしていた。

生活必需品の不足と高インフレが国民の不安を高めており、ウィクラマシンハ政権はIMFや友好国などから支援を受ける努力を強化している。

ウィクラマシンハ氏は議会で「われわれは、歴史的に同盟国となっているインド、日本、中国の支援を必要としている。スリランカの危機の解決を図るために、これらの国々の参加を得て援助国会議を開く計画だ」と説明。「米国にも協力を求める」とし、世界銀行から調達する7000万ドルを調理用ガスの購入に充てることも明らかにした。調理用ガスの不足で散発的な抗議デモが発生している。

インドから高官らが23日に訪れて追加支援について協議し、米財務省の代表団も来週来訪することも明らかにした。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

UAEフジャイラで石油積載一部停止、無人機攻撃受け

ワールド

トランプ氏 、 ホルムズ海峡に多くの国が軍艦派遣と

ワールド

EXCLUSIVE-トランプ政権、イラン停戦交渉を

ワールド

アングル:トランプ氏が「迫害」主張の南ア、暮らしや
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 2
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革命をもたらす「新世代ドローン」とは?
  • 3
    イラン攻撃のさなか、トランプが行った「執務室の祈祷」を中国がミーム化...パロディ動画が拡散中
  • 4
    ファラオが眠る王家の谷に残されていた「インド系言…
  • 5
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 6
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 7
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 8
    機内で「人生最悪」の経験をした女性客...後ろの客の…
  • 9
    ホルムズ封鎖で中国動く、イランと直接協議へ
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 8
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 9
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 10
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中