ニュース速報

ワールド

ペルー大統領選、カスティジョ氏首位 フジモリ氏長女と決選投票へ

2021年04月13日(火)07時10分

南米ペルーで11日に実施された大統領選で、急進左派の教師ペドロ・カスティジョ氏がトップに立った。開票率70.3%の段階でフジモリ元大統領の長女で保守派のケイコ・フジモリ氏(写真)が2位。写真は4月11日、リマで撮影(2021年 ロイター/Sebastian Castaneda)

[リマ 12日 ロイター] - 南米ペルーで11日に実施された大統領選で、急進左派の教師ペドロ・カスティジョ氏(51)がトップに立った。フジモリ元大統領の長女で保守派のケイコ・フジモリ氏が2位に入り、両氏が6月の決選投票に進む見通しとなった。

開票率が80%を超えた段階で、カスティジョ氏の得票が18%、フジモリ氏が13.2%となっている。

カスティジョ氏は財界の重鎮の影響力を弱め、鉱業や石油・ガス、水力発電、通信といった分野で国家の権限を強めるための憲法改正を公約にしている。自由市場経済を支持するケイコ氏はブラジル建設大手のオデブレヒトから120万ドルを受け取った疑いが持たれて身柄を拘束されていた時期があり、世論は賛否で二分されている。同氏は疑惑を否定している。

ゴールドマン・サックスのアルベルト・ラモス氏は、カスティジョ氏とケイコ氏は共に多くの批判事項を抱えているため、この二人の決選投票進出は予想されていなかったと述べた。

カスティジョ氏は1カ月前の世論調査では支持率が4%以下で、上位6人に入っていなかった。出口調査では、新型コロナウイルス流行で打撃を受けた貧困地域で改憲を含む公約に強い支持が示された。

ジュピター・アセット・マネジメントの新興市場債券マネジャー、アレハンドロ・アレバロ氏は、カスティジョ氏が国有化や政府による経済統制に言及していることに触れ、「市場のボラティリティーが高まる恐れがある」と指摘した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

原油高で需要減退リスク、大幅利下げ支持の公算=ミラ

ワールド

アイスランド、国民投票8月実施へ EU加盟交渉再開

ビジネス

米航空会社、燃料費高騰が重しに 交戦長期化なら業績

ビジネス

米FRB、雇用と物価の板挟み 労働市場悪化と原油高
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だったはずの中国が、不気味なまでに静かな理由
  • 2
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示さない
  • 3
    10歳少女がライオンに激しく襲われる...中国の動物園で撮影された「恐怖の瞬間」映像にネット震撼
  • 4
    「みんな一斉に手を挙げて...」中国の航空会社のフラ…
  • 5
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 8
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 9
    「ハリポタ俳優で終わりたくない」...ハリー・メリン…
  • 10
    【イラン戦争で中東再編へ】トランプを止めるのは湾…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中