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対ファーウェイで規制を十分活用、安保の脅威=米商務長官
レモンド米商務長官は、米国の技術・製品が中国の通信機器大手である華為技術(ファーウェイ)などに流れるのを制限するため、既にある規制手段を十分に活用すると述べた。1月撮影。(2021年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ワシントン 4日 ロイター] - レモンド米商務長官は、米国の技術・製品が中国の通信機器大手である華為技術(ファーウェイ)などに流れるのを制限するため、既にある規制手段を十分に活用すると述べた。
4日にMSNBCで放送されたインタビューの中で、「中国通信企業の行為は米国の経済や国家安全保障への脅威だ。われわれは存分に(エンティティー・リストを)活用するだろう」と語った。
エンティティー・リスト上の企業に製品供給する際、米企業は輸出前に特別なライセンスを申請しなければならない。ただ、大抵の申請は却下されるため、事実上の禁輸リストとなっている。
長官はファーウェイや同業の中興通訊(ZTE)といった企業はリストに置くべきと指摘。「それらの行いを見れば、対象となるに値する」と語った。
指名承認公聴会ではファーウェイのリスト入り継続を約束していなかった。
これを批判していたテッド・クルーズ上院議員(共和党)の広報担当者は4日、「(長官は)依然として明確なコミットメントを避けている」との認識を示した。
ファーウェイからは今のところコメントを得られていない。