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ミャンマー、治安部隊の発砲で死者7人 連日のデモ鎮圧
ミャンマーで28日、クーデターに抗議するデモ隊に治安部隊が発砲し、少なくとも7人が死亡、負傷者も複数でている。ヤンゴンで28日撮影。(2021年 ロイター)
[28日 ロイター] - ミャンマーで28日、クーデターに抗議するデモ隊に治安部隊が発砲し、少なくとも7人が死亡、負傷者も複数でている。政治家や病院関係者が明らかにした。
ミャンマーでは1日に発生した国軍のクーデターに対し、市民による抗議活動が拡大。治安部隊が連日、各地で鎮圧に乗り出している。
最大都市ヤンゴンでは28日、治安部隊が催涙ガスや音響閃光弾(スタングレネード)でデモ隊を散会に乗り出し、複数の場所で発砲した。胸を打たれた男性1人が病院に運ばれて死亡した。病院の医師が明らかにした。
南部の都市ダウェイの政治家によると、ここでも治安部隊が発砲し、3人が死亡、複数人が負傷した。
報道によると、第2の都市マンダレーでは2人が死亡。北東部の都市ラシオでも大規模なデモに対し治安部隊が鎮圧に乗り出した。
ロイターは警察と国軍の広報にコメントを求めたが、回答を得られていない。
国軍のミン・アウン・フライン総司令官は先週、抗議活動には最小限の武力しか使わないとしていたが、騒乱でこれまでに少なくとも10人が死亡している。国軍によると、警察官が1人死亡している。