ニュース速報

ワールド

中国、台湾問題巡り米当局者を制裁対象に=外務省

2021年01月18日(月)18時34分

 1月18日、中国外務省は、台湾を巡って「不快な」行動をとる米当局者に制裁を科すと表明した。写真は中国の国旗。北京で2019年5月撮影(2021年 ロイター/Jason Lee)

[北京 18日 ロイター] - 中国外務省は18日、台湾を巡って「不快な」行動をとる米当局者に制裁を科すと表明した。

ポンペオ米国務長官は今月、台湾との政府高官級の接触規制を解除すると表明。クラフト米国連大使は先週、台湾の蔡英文総統と電話会談したと明らかにし、米国は台湾を常に支持すると述べた。

中国外務省報道官は定例会見で、台湾問題を巡り米国に「重い代償を支払わせる」方針を継続するのかとの質問に対し、一部の米当局者が制裁対象になると発言。

「米国の誤った行動を受け、中国は台湾問題に関連して不快な行動に関与した責任のある米当局者に制裁を科すことを決めた」と述べた。

米政府は15日、国家安全維持法に基づき香港で多数が逮捕された件で中国本土と香港の当局者6人に対する制裁を発表した。これについて質問された報道官は、香港問題に関する「不快な」行動で米当局者、米議会メンバー、非政府組織のメンバーとその家族に制裁を科すことを決定したと述べた。

中国は先月、中国当局者十数人を対象とする米制裁に対抗し、複数の米国人に制裁を科すと表明した。報道官の18日の発言が新たな制裁を意味するのかは不明。

中国政府は昨年、米国が香港の自治侵害などを理由に中国・香港当局者を制裁対象にしたことを受けて、米共和党議員を含む米国人11人に制裁を科すと発表した。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

新発5年債1.375%、長期金利1.87%に上昇 

ワールド

投票システムで反政府派特定も、ミャンマー総選挙に国

ワールド

NZ中銀新総裁が就任、経済立て直しと信頼回復が急務

ビジネス

エアバス機、1日にほぼ通常運航へ 不具合ソフトの更
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業界を様変わりさせたのは生成AIブームの大波
  • 2
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 3
    メーガン妃の写真が「ダイアナ妃のコスプレ」だと批判殺到...「悪意あるパクリ」か「言いがかり」か
  • 4
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 5
    「世界で最も平等な国」ノルウェーを支える「富裕税…
  • 6
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 7
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 8
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 9
    中国の「かんしゃく外交」に日本は屈するな──冷静に…
  • 10
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 4
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 5
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 6
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 7
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 8
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 9
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 10
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中