ニュース速報

ワールド

OPEC、2021年に予定通り増産に動く可能性低い=市場関係者

2020年09月30日(水)11時22分

 9月29日、原油市場関係者は、原油需要が低迷していることから、石油輸出国機構(OPEC)が予定通りに来年1月に増産に動く可能性は低いとの見方を示した。4月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ロンドン 29日 ロイター] - 原油市場関係者は29日、原油需要が低迷していることから、石油輸出国機構(OPEC)が予定通りに来年1月に増産に動く可能性は低いとの見方を示した。

OPECと非加盟の産油国で構成するOPECプラスは、5月に日量970万バレルという大規模な協調減産を始めた。8月には協調減産を縮小。来年1月にも協調減産を日量200万バレル縮小する計画。

アンデュラン・キャピタルの創設者兼最高投資責任者(CIO)のピエール・アンデュラン氏は商品関連の会合で「OPECが1月に産油規模を引き上げるとは思わない。引き上げた場合、相場が下振れする可能性がある」と指摘した。

アンデュラン氏とトラフィグラの石油部門共同代表のベン・ラコック氏は、原油価格が現在の1バレル約40ドルから50ドルに回復するのは来年末になると予想。

ラコック氏は「価格上昇は早くて2022年になる」と指摘。さらに、米大統領選でジョー・バイデン氏が勝利すれば政策変更があり、ベネズエラとイランの生産が回復して相場の下振れ圧力が増すとの見方を示した。

アンデュラン氏は、ジェット燃料の需要について、来年年央までのワクチン開発を前提とするベストシナリオで、新型コロナウイルス危機前の水準に回復するのは2022年以降になるとの見通しを示した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

FRB、バランスシート調整には時間=ベセント財務長

ワールド

情報BOX:2026年衆院選、政党別獲得議席数

ワールド

英首相の首席補佐官が引責辞任、前駐米大使とエプスタ

ワールド

台湾総統、高市首相の選挙勝利に祝意 地域課題で協力
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日本をどうしたいのか
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本…
  • 5
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 6
    背中を制する者が身体を制する...関節と腱を壊さない…
  • 7
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 8
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 9
    心停止の8割は自宅で起きている──ドラマが広める危険…
  • 10
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 9
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 10
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中