ニュース速報

ワールド

トランプ氏「強制排除指示せず」、ホワイトハウス周辺のデモ巡り

2020年06月04日(木)02時49分

トランプ米大統領は3日、ホワイトハウス周辺で行われていた黒人男性暴行死に抗議するデモ隊を強制排除するよう指示しなかったと主張した。写真はホワイトハウス周辺でデモ隊を排除する警護隊ら。1日撮影(2019年 ロイター/JONATHAN ERNST)

[ワシントン 3日 ロイター] - トランプ米大統領は3日、ホワイトハウス周辺で行われていた黒人男性暴行死に抗議するデモ隊を強制排除するよう指示しなかったと主張した。

トランプ大統領は1日夜、ホワイトハウスのそばにあり、デモ中に放火され被害を受けたセントジョンズ・エピスコパル教会を徒歩で訪れ、聖書を掲げ写真撮影に臨んだ。警官隊はその数分前に教会前で抗議活動を行っていたデモ隊を排除しており、トランプ大統領が「記念撮影」をするために平和的なデモ隊を強制排除としたとして批判が高まっている。トランプ大統領は同日、全米に広がるデモ鎮圧に向け軍の投入も辞さないとの認識を示していた。

トランプ大統領はFOXニュース・ラジオとのインタビューで「私は『排除しろ』などと言っていない」と述べた。徒歩で教会に向かうと決めた時にデモ隊がいることは知らされていなかったとも述べた。歴代大統領は通常、同教会での礼拝に出席する際には車列で訪れる。

トランプ大統領はさらに、多くのデモ参加者の主張に反し、「警官隊は催涙ガスを使用しなかった」とも述べた。

ニューヨーク州のクオモ知事は「トランプ大統領はワシントンDCで聖書を掲げていたが、ここニューヨークでは実際に聖書を読む」とし、トランプ氏の教会訪問を批判した。

トランプ氏は聖書を手に持って掲げたものの、聖書の一節を読むことはしなかった。

クオモ知事はまた、デモ鎮圧に向けた軍動員に改めて異議を唱え、「軍を政治的武器に使ってはならない」と強調した。

エスパー米国防長官はこの日、「反乱法」を発動してデモ対応に軍を投入することは支持しないと表明した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

国家石油備蓄の放出、政府が鹿児島志布志市の基地に準

ワールド

イラン大統領、自身の発言を「敵が誤解」=国営テレビ

ワールド

王外相、米中対話の重要性強調 イラン情勢巡り軍事行

ワールド

トランプ氏、女子学校攻撃は「イランの仕業」 証拠は
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗雲...専門家「イランの反撃はこれから」「報道と実態にズレ」
  • 2
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 3
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示さない
  • 4
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ル…
  • 5
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 6
    大江千里が語るコロナ後のニューヨーク、生と死がリ…
  • 7
    【WBC】侍ジャパン、大谷翔平人気が引き起こした球場…
  • 8
    女性の顔にできた「ニキビ」が実は......医師が「皮…
  • 9
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 10
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 9
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中