ニュース速報

ワールド

豪のコロナ新規感染、3週ぶり100人下回る 保健相「真の安定化」

2020年04月09日(木)14時48分

 4月9日、オーストラリアのハント保健相は、過去1日に確認した新型コロナウイルスの新たな感染者が96人と、3週間ぶりに100人を下回ったことを明らかにした。写真は新型コロナウイルスの検査をする医療関係者。シドニーで7日撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)

[シドニー 9日 ロイター] - オーストラリアのハント保健相は9日、過去1日に確認した新型コロナウイルスの新たな感染者が96人と、3週間ぶりに100人を下回ったことを明らかにした。

同保健相は記者会見で「(感染者の増加)曲線は平たん化を続けており、増加が落ち着きつつある」と指摘。「ここ2週間は初期のデータを見ながら慎重な姿勢を維持してきたが、真の安定化が見られるようになってきた」と語った。

当局者は10日から始まるイースター(復活祭)の連休も自宅にとどまるよう呼び掛けており、必要不可欠な仕事や食料品の買い物、運動などを除く外出制限などの措置は少なくとも6カ月間維持される可能性があるとしている。

ニューサウスウェールズ州のベレジクリアン首相は記者会見で「(制限を)緩めてはならない、警戒を維持し、市中感染を阻止する必要がある」と訴えた。

こうした中、国内最大の感染源となった米カーニバルのクルーズ船「ルビー・プリンセス」を巡り、警察は9日、刑事捜査の一環として船長の聴取を行ったほか、「ブラックボックス」を押収した。

同クルーズ船は3月、乗客約2700人が検疫を受けずに下船を認められた。その後、数百人がウイルス検査で陽性となり、これまでに15人が死亡している。[nL4N2BH1LY]

国内全体の感染者は約6000人、死者は51人。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米肥満薬開発メッツェラ、ファイザーの100億ドル買

ワールド

米最高裁、「フードスタンプ」全額支給命令を一時差し

ワールド

アングル:国連気候会議30年、地球温暖化対策は道半

ワールド

ポートランド州兵派遣は違法、米連邦地裁が判断 政権
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 3
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統領にキスを迫る男性を捉えた「衝撃映像」に広がる波紋
  • 4
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 7
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 8
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 9
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 10
    長時間フライトでこれは地獄...前に座る女性の「あり…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 7
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 10
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中