ニュース速報

ワールド

EU、新型コロナでアフリカや中南米など支援へ 200億ユーロ拠出

2020年04月09日(木)08時35分

 4月8日、欧州連合(EU)は、新型コロナウイルス感染拡大の打撃を受けているアジアやアフリカ、中南米、バルカン地域の国々を支援するため、200億ユーロ以上を拠出すると明らかにした。2月19日、ベルギー・ブリュッセルで撮影(2020年 ロイター/Yves Herman)

[ブリュッセル 8日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、新型コロナウイルス感染拡大の打撃を受けているアジアやアフリカ、中南米、バルカン地域の国々を支援するため、200億ユーロ以上を拠出すると明らかにした。

新型コロナの感染が世界的に広がるなか、主要20カ国・地域(G20)首脳らは世界経済を下支えするための多額の資金拠出を表明している。オックスファムやカリタスなどの慈善事業団体は、貧困国向けの緊急支援が必要だと訴えている。

EUのジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表はEUの外相らとの電話会議後に「パンデミック(世界的な大流行)は世界的な取り組みでのみ解決できる。全ての地域で(ウイルスを)封じ込めない限り、封じ込めたことにはならない」と指摘した。

ボレル氏は、EU共通予算内の緊急度が低い海外支援制度枠の予算で支援資金の大半を賄うが、できるだけ多くの資金を調達するため、欧州投資銀行(EIB)、欧州復興開発銀行、欧州委員会、およびEUの各国政府が協力して取り組んでいると述べた。

EIBが50億ユーロ以上の緊急融資を行うと述べ、各国の開発支援が削減されることはないと説明した。

カリタスの欧州部門代表は「これは正しい方向に向かった最初の一歩となるが、今後、強固でしっかりとした支援措置によって補完される必要がある」と指摘した。オックスファムは、公衆衛生システムを改善し、全ての人にウイルス検査を無料で提供するため、国際的な行動が必要だと訴えている。

また、欧州委員会は別に発表した声明で、支援資金を活用し、緊急対応や医学研究、医療機器の提供、長期的な財政支援などを行うと説明した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ソフトバンクG、25年4―12月純利益5倍 CFO

ビジネス

サムスン、高帯域メモリー「HBM4」出荷開始 AI

ビジネス

日産、通期純損益は6500億円の赤字 構造改革費用

ビジネス

英GDP、第4四半期は前期比0.1%増 通年は1.
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 5
    一体なぜ? 中国でハリー・ポッターの「あの悪役」が…
  • 6
    あなたの隣に「軍事用ヒト型ロボット」が来る日
  • 7
    【独自取材】「氷上のシルクロード」を目指す中国、…
  • 8
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 9
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 10
    まさに「灯台下暗し」...九州大学の研究チームが「大…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中