ニュース速報

ワールド

NZ、新型肺炎の経済的影響は不可避だが対応可能=首相

2020年02月10日(月)15時02分

ニュージーランドのアーダーン首相は10日、中国における新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大は「必然的に」ニュージーランド経済に影響を及ぼすとみられるが、対応可能な範囲にとどまるとの見方を示した。写真は12月のインタビュー時に撮影。(2020年 ロイター/Yiming Woo)

[ウェリントン 10日 ロイター] - ニュージーランドのアーダーン首相は10日、中国における新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大は「必然的に」ニュージーランド経済に影響を及ぼすとみられるが、対応可能な範囲にとどまるとの見方を示した。

首相は記者会見で「中国は予測の一部に既に影響を織り込んでいる」と指摘。「世界的な影響が見られているため、ニュージーランドにも必然的に影響が及ぶ」とした。

同国の輸出業者は中国向けの食肉や乳製品、水産品、木材の契約が取り消されるなどの影響を受けている。中国はニュージーランドにとって最大の貿易相手国で、食品輸出や観光業、サービス部門に中国が占める割合は大きい。

アーダーン首相は、影響がどれだけ大きくなるかを語るのは時期尚早とし、悪影響を抑えるために観光、教育の各業界と貿易業者と連携を取っていると語った。

「経済的な影響が出るのは疑うべきもない。国内総生産(GDP)に影響が及ぶだろう」としたうえで「しかし、対応可能な問題だ」と続けた。

同国の昨年の経済成長率は2.9%と、市場予想を若干下回った。中銀は12日の会合で政策金利を過去最低の1.0%に据え置くとみられているが、ウイルス流行などを理由に利下げを近く実施する可能性もある。

豪銀ウエストパックは、コロナウイルスの影響で、ニュージーランドの第1・四半期GDPが従来の想定よりも0.6%低くなると予想。中国国内の移動制限が2カ月続き、工場の操業停止が1カ月続くとの前提を置いている。

ニュージーランドではコロナウイルスの感染者は確認されていない。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米ブラックロック、約250人削減へ 事業効率化

ビジネス

主要国中銀総裁、パウエルFRB議長に「連帯」 独立

ワールド

ロシアが今年最大規模の攻撃、ウクライナ全土で停電 

ビジネス

日銀「コメント控える」、パウエル氏支持の各国中銀声
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救った...実際の写真を公開、「親の直感を信じて」
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 7
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 8
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 9
    筋力はなぜパワーを必要としないのか?...動きを変え…
  • 10
    「お父さんの部屋から異臭がする」...検視官が見た「…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 7
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中