ニュース速報

ワールド

メキシコ、NAFTA協議で新たな提案か 「圧力の下で交渉せず」

2018年05月25日(金)13時56分

 5月24日、メキシコのペニャニエト大統領の報道官は、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を妥結させるためにメキシコが米国の圧力に屈することはないと言明した。写真は気候変動サミットに出席する同大統領。昨年12月にパリ近郊で代表撮影(2018年 ロイター)

[メキシコ市/ワシントン 24日 ロイター] - メキシコのペニャニエト大統領の報道官は24日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を妥結させるためにメキシコが米国の圧力に屈することはないと言明した。一方、関係筋は、米国が自動車輸入を巡る調査開始を発表したことを受け、メキシコが新たな提案を行ったと明らかにした。

米商務省は23日、乗用車やトラックなどの車両や関連部品の輸入が国内の自動車産業を阻害しているかどうか通商拡大法232条に基づき調査を開始すると発表。トランプ政権関係者の1人は、NAFTA再交渉相手のカナダとメキシコに圧力をかける狙いもあると明らかにした。

メキシコのサンチェス大統領報道官は「メキシコは圧力に基づいた交渉はしない」と言明し、「合意するとすれば、それは真にメキシコに利益をもたらす内容になる。そうした条件がなければ、メキシコは(協議において)前進しない」と述べた。

一方、関係筋によると、メキシコは24日、自動車輸入を巡る米国の調査発表後、自動車分野で「一定の柔軟性」を示す新たな提案を行った。提案に他の分野が含まれたかどうかは不明だ。

同筋によれば、3カ国は閣僚間の電話協議など絶えず連絡をとっており、今週末にも協議が行われる可能性が高いという。

協議について説明を受けたメキシコの自動車業界関係者によると、同国は最近の交渉で、域内の自動車生産の20%について高賃金地域で行う案を提示した。米国は40%を時給16ドル以上の地域で生産することを求めている。

メキシコは自動車部品の域内調達比率を70%に引き上げることも提案している。米国は75%への引き上げを求める。

メキシコが24日に何について柔軟性を示したかは現時点で不明だ。

メキシコ経済省はコメントの要請に応じていない。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

カナダの中国製EV輸入緩和、「後悔することになる」

ワールド

米司法省、ミネソタ州知事らを捜査 移民当局妨害の疑

ビジネス

米FRB副議長、パウエル氏支持を表明 独立性は「経

ビジネス

アングル:自動運転車の開発競争、老舗メーカーとエヌ
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手がベネズエラ投資に慎重な理由
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 5
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 6
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 7
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 8
    イランの大規模デモ弾圧を可能にした中国の監視技術─…
  • 9
    日中関係悪化は日本の経済、企業にどれほどの影響を…
  • 10
    鉛筆やフォークを持てない、1人でトイレにも行けない…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 6
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 7
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 8
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 9
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 10
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中