米ガソリン小売価格が3.50ドル突破、11日間で20%急騰
ワシントンのガソリンスタンド。3月5日撮影。REUTERS/Ken Cedeno
Shariq Khan
[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米国のガソリン平均小売価格が今週、1ガロン=3.50ドルを突破し、2024年5月以来の高値を記録した。全米自動車協会(AAA)と調査会社ガスバディのデータで分かった。2月28日のイスラエル・米国によるイランへの攻撃で始まった戦争が供給懸念を煽っている。ホルムズ海峡を経由する中東の石油輸出の混乱は、世界中で燃料価格を急騰させ、家計を圧迫し、経済活動を狂わせる恐れがある。燃料高騰は11月に米中間選挙を控えるトランプ大統領と共和党にとって最大のリスクとなる可能性がある。
2月28日以来、米国のガソリン平均小売価格は1ガロン当たり約0.60ドル上昇し、11日には同3.58ドルに達した。わずか11日間で20%の上昇は、4年前のロシアのウクライナ侵攻直後に見られたガソリン急騰と同水準であり、異例の急上昇を示している。11日にホルムズ海峡で船舶が新たに攻撃を受けたこと、米国が製造コストが高い夏用ガソリン販売への移行期にあることから、今後数日間でさらなる値上がりが予想される。
石油価格情報サービス(OPIS)のチーフアナリスト、デントン・チンクエグラナ氏によれば、11日のガソリン現物価格と卸売価格は2桁の上昇を記録した。卸売価格の変動は通常、翌日にはガソリンスタンドの価格に反映される。
国際エネルギー機関(IEA)加盟国は11日、4億バレルの戦略石油備蓄を放出することで合意したが、燃料価格の最大の構成要素である原油先物価格はこの日上昇した。
チンクエグラナ氏は、IEAの協調放出の発表で、放出の主体、量、時期が明示されなかったため、疑問を招く結果となったと指摘した。
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