米エクソンとシェブロン、ベネズエラ事業に前向き 長期投資は確約せず
米石油大手のエクソンモービルとシェブロンは30日の決算発表で、ベネズエラ事業を巡って幾つかの新たな見解を示した。トランプ米大統領がベネズエラ事業の立て直しを各社に呼び掛けているものの、両社はいずれも長期的な投資を確約していない。写真はベネズエラ国営石油会社PDVSAのエル・パリート製油所近くに停泊する石油タンカー。ベネズエラのプエルト・カベロで1月撮影(2026年 ロイター/Gaby Oraa)
Sheila Dang
[ヒューストン 30日 ロイター] - 米石油大手のエクソンモービルとシェブロンは30日の決算発表で、ベネズエラ事業を巡って幾つかの新たな見解を示した。トランプ米大統領がベネズエラ事業の立て直しを各社に呼び掛けているものの、両社はいずれも長期的な投資を確約していない。
エクソンのウッズ最高経営責任者(CEO)は、高コストなベネズエラ産重質原油の生産を、自社の技術力を用いて低コストでできると述べた。シェブロンのワースCEOは、米国の自社製油所でベネズエラ産原油の精製を日量10万バレル分上積みできると説明。現在は日量5万バレルを精製している。
ただ、2人とも、長期事業に関する決断を下す前に、強力な法的枠組みや安定した政治環境が必要だと強調した。
ウッズ氏は、数週間前までベネズエラが「投資対象にならない」と発言していたが、この日は、新規投資を呼び込むのに必要な民主化などの変化を起こすべく、米政府が注力しているとの見方を示した。エクソンはベネズエラ政府に資産を国有化され、約20年前に同国事業から撤退した経緯がある。
一方、シェブロンは米企業では唯一、ベネズエラで石油を生産している。ただワース氏は、政治的安定性や規制の明確性を巡る懸念がある中で、長期見通しを示すのは時期尚早だと発言。米・ベネズエラ両政府と共に環境整備に取り組んでいると語った。
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