ニュース速報
ビジネス

トランプ氏、中国に米国産大豆購入拡大を要望 「早急に4倍」

2025年08月11日(月)15時52分

 トランプ米大統領は10日、中国が米国産大豆の購入を4倍に増やすことを望むと自身の交流サイト(SNS)に投稿した。投稿を受け、米大豆先物は上昇した。北京のウォルマートで2019年9月撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)

Ella Cao Lewis Jackson Chandni Shah

[10日 ロイター] - トランプ米大統領は10日、中国が米国産大豆の購入を4倍に増やすことを望むと自身の交流サイト(SNS)に投稿した。投稿を受け、米大豆先物は上昇した。

トランプ氏は「中国は大豆不足を心配している。わが国の偉大な農家は、最も丈夫な大豆を生産している。中国が早急に大豆の注文を4倍にしてくれることを願っている。これは中国の対米貿易赤字(China's Trade Deficit with the USA)を大幅に削減する方法でもある。迅速なサービスを提供する。ありがとう、習近平国家主席」と投稿した。

シカゴ商品取引所(CBOT)の大豆先物は0446GMT(日本時間午後1時46分)時点で2.13%上昇の1ブッシェル=10.08ドル。

中国の昨年の大豆輸入は約1億0500万トン。その4分の1弱を米国から、残りの大部分はブラジルから輸入した。

中国は近年、米国産大豆への依存度を着実に下げ、調達先を南米にシフトしてきた。アグレーダー・コンサルティング(北京)の創設者ジョニー・シャン氏は「中国が通常の4倍の量の大豆を米国から購入する可能性は極めて低い」と述べた。

米中は7月下旬にストックホルムで開いた閣僚級協議で、相互に一時停止している関税措置の停止期間をさらに90日延長する方針を確認した。中国が米国産大豆の輸入拡大に同意することが停止期間延長の条件なのかは不明。中国商務省は、ロイターのコメント要請に応じていない。

第1次トランプ政権で米中が締結した通商合意第1弾では、中国が大豆を含む米国産農産物の輸入拡大が盛り込まれた。しかし中国の輸入は最終的にその目標を大きく下回った。

今年、中国にはまだ第4・四半期の米国産大豆購入の動きが見られないという。米国の大豆生産家は代替売却先を探しているが、中国に匹敵する国は他にない。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

IEA、石油備蓄4億バレル放出で合意 過去最大規模

ワールド

イラン、W杯「参加できない」 最高指導者殺害で=ス

ワールド

トランプ氏、イランの標的「ほぼ残らず」 戦闘近く終

ビジネス

米CPI、2月前年比+2.4%上昇 3月のインフレ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 2
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃に支持が広がるのか
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 5
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 6
    「邪悪な魔女」はアメリカの歴史そのもの...歌と魔法…
  • 7
    イランがドバイ国際空港にドローン攻撃...爆発の瞬間…
  • 8
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 9
    ホルムズ封鎖で中国動く、イランと直接協議へ
  • 10
    「IKEAも動いた...」ネグレクトされた子猿パンチと「…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 5
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 6
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 7
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 8
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 9
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 10
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中