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金価格、26年第2四半期までに1オンス4000ドル超え=JPモルガン

2025年04月23日(水)09時35分

米金融大手JPモルガンは4月22日、来年は金価格が1オンス=4000ドルの大台を付けるとの予想を示した。1月10日、独ミュンヘンで撮影(2025年 ロイター/Angelika Warmuth)

[22日 ロイター] - 米金融大手JPモルガンは22日、来年は金価格が1オンス=4000ドルの大台を付けるとの予想を示した。米国の関税引き上げと米中貿易戦争の継続を背景に景気後退(リセッション)の可能性が高まっているためとした。

それによると、金価格は2025年第4・四半期までに平均3675ドル、26年第2・四半期までに4000ドルを突破すると想定。需要が想定を超えれば予想を早期に上回るリスクがあるという。

予想は、今年の投資家と中央銀行の金需要が四半期平均710トンの純需要に達するなど、引き続き堅調なことに基づくとした。

一方、ゴールドマン・サックスも今月、25年末時点の金価格予想を3300ドルから3700ドルに引き上げ、極端なシナリオでは年末までに4500ドル近くで取引される可能性があると指摘。潜在的な弱気シナリオとしては、中銀需要の予想外の減少がなお最大のリスクと述べた。

アナリストらは「さらに大幅な弱気シナリオは、米経済成長が関税に対して極めて底堅く、連邦準備理事会(FRB)による一段と積極的なインフレリスク対策が可能となり、懸念される物価上昇が実際に到来する前に市場が利上げを織り込むというもの」と指摘した。

ロイター
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