ニュース速報
ビジネス

NY外為市場=ドル堅調、中東情勢と中国懸念が下支え

2024年10月09日(水)06時11分

ニューヨーク外為市場では、ドルが先週につけた7週間ぶり高値をやや下回る水準で堅調に推移した。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 8日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが先週につけた7週間ぶり高値をやや下回る水準で堅調に推移した。米国の利下げペースを探る動きが続く中、中東情勢の緊張の高まりのほか、中国経済の低迷に対する懸念がドルの支援要因になっている。

ドル/円は0.06%高の148.27円。円は地政学的リスクの高まりを受け、一時安全資産としての買いが入ったが、その後やや押し戻された。

今週は9日に公表される9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨のほか、10日に発表される9月の米消費者物価指数(CPI)などが注目されている。

スイスクォートバンクのシニアアナリスト、イペック・オズカルデスカヤ氏は、9月のCPIが底堅ければ、連邦準備理事会(FRB)は11月の会合で金利据え置きを決定するとの観測が高まる可能性があると指摘。そうなればドル高につながるとの見方を示した。

主要6通貨に対するドル指数は0.06%高の102.54。

ユーロ/ドルは0.03%安の1.0971ドル。先週4日に付けた7週間ぶり安値(1.09515ドル)近辺にある。

英ポンド/ドルは0.02%高の1.3085ドル。7日には1.30595ドルと、3週間ぶり安値を付けていた。

中国人民元は1ドル=7.0648元に下落。UBS(ニューヨーク)の外為ストラテジスト、ワシーリー・セレブリアコフ氏は、中国当局の景気刺激策について「市場では詳細な情報が期待されていた」と述べた。

暗号資産(仮想通貨)では、ビットコインが1.42%安の6万2106.00ドル、イーサが横ばいの2441.30ドル。

ドル/円 NY午後4時 148.28/148.29

始値 147.88

高値 148.37

安値 147.82

ユーロ/ドル NY午後4時 1.0977/1.0978

始値 1.0985

高値 1.0989

安値 1.0962

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロ軍、ドネツク州要衝制圧か プーチン氏「任務遂行に

ビジネス

日経平均は横ばい、前日安から反発後に失速 月初の需

ビジネス

午後3時のドルは155円後半で小幅高、円売りじわり

ビジネス

英、ESG格付け規則を28年施行へ 利益相反懸念に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大気質指数200超え!テヘランのスモッグは「殺人レベル」、最悪の環境危機の原因とは?
  • 2
    「世界一幸せな国」フィンランドの今...ノキアの携帯終了、戦争で観光業打撃、福祉費用が削減へ
  • 3
    【クイズ】1位は北海道で圧倒的...日本で2番目に「カニの漁獲量」が多い県は?
  • 4
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が…
  • 5
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 6
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 7
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 8
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 9
    海底ケーブルを守れ──NATOが導入する新型水中ドロー…
  • 10
    中国の「かんしゃく外交」に日本は屈するな──冷静に…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 6
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中