ニュース速報
ビジネス

米アマゾン、企業向け警備ロボット事業を中止 家庭用に注力

2024年07月04日(木)08時35分

 米アマゾン・ドット・コムは7月3日、家庭用ロボットに重点を移すため、中小企業向けのセキュリティーロボット事業「アストロ・フォー・ビジネス」を中止すると発表した。写真は同社のロゴ。昨年6月、パリで撮影(2024年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

[3日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは3日、家庭用ロボットに重点を移すため、中小企業向けのセキュリティーロボット事業「アストロ・フォー・ビジネス」を中止すると発表した。

同社は2021年に家庭用小型ロボット「アストロ」を発売。企業向けは昨年11月、小売、製造業、健康・福祉などさまざまな顧客を対象に投入した。

広報担当者は「アストロを最高の家庭用ロボットにするための進捗と継続的な研究を加速させるべく、アストロ・フォー・ビジネスのサポート終了を決定した」と説明した。

家庭用ロボットは家の中を動き回り、室内の監視をしたり、日課・リマインダーの設定、音楽やテレビ番組の再生なども可能。

企業用はオフィスビルや施設の警備などを支援する。米国限定で販売され、価格は2349.99ドル。ロイターが確認した顧客宛て電子メールによると、9月25日にサポートを終了する。

アマゾンは影響を受ける顧客の代替策を支援するため、300ドルのクレジットを発表した。3日から定額サービス「アストロ・セキュア」の利用料請求を停止し、すでに支払われた未使用料金を返金する。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米財務長官、FRBに利下げ求める

ビジネス

アングル:日銀、柔軟な政策対応の局面 米関税の不確

ビジネス

米人員削減、4月は前月比62%減 新規採用は低迷=

ビジネス

GM、通期利益予想引き下げ 関税の影響最大50億ド
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 5
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 6
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 9
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 10
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 9
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 10
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中