米イーライリリー、インディアナ新工場に53億ドル追加投資 減量薬増産
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米製薬大手イーライリリーは24日、インディアナ州レバノンの新工場に53億ドルを追加投資すると発表した。今回の決定で新工場への投資は総額90億ドルとなった。需要が高まっている肥満症治療薬「ゼップバウンド」と糖尿病薬「マンジャロ」の原薬(API)を増産する。写真は2023年12月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
Patrick Wingrove
[24日 ロイター] - 米製薬大手イーライリリーは24日、インディアナ州レバノンの新工場に53億ドルを追加投資すると発表した。今回の決定で新工場への投資は総額90億ドルとなった。需要が高まっている肥満症治療薬「ゼップバウンド」と糖尿病薬「マンジャロ」の原薬(API)を増産する。
追加投資の一環としてレバノン工場で科学者、検査技師など高度な技術を持つフルタイムの従業員200人を増やす計画も明らかにした。
ゼップバウンドとマンジャロはいずれも化学名「チルゼパチド」として知られ、米国内で品薄状態が続いている。
イーライリリーは2020年以降、ドイツの工場に25億ドル、既存工場の設備更新に12億ドルを投じるなど、新規製造施設関連に総額160億ドルを充てる方針を示している。