ニュース速報
ビジネス

BYDがインドネシア投入の3車種発表、市場首位目指す

2024年01月19日(金)11時59分

 1月18日、世界最大の電気自動車(EV)メーカー、中国のBYD(比亜迪)は、インドネシアに投入する3車種を発表した。写真は3車種の発表会。ジャカルタで撮影(2024 ロイター/Willy Kurniawan)

Stefanno Sulaiman

[ジャカルタ 18日 ロイター] - 世界最大の電気自動車(EV)メーカー、中国のBYD(比亜迪)は18日、インドネシアに投入する3車種を発表した。同国のEV市場でシェア首位を獲得することを目指している。

BYDは昨年第4・四半期にテスラからEV業界世界トップの座を奪い取った。インドネシア部門社長のイーグル・チャオ氏は、インドネシアでも同じように市場のリーダーになることを狙っていると語った。

昨年のインドネシアでは、上汽通用五菱汽車(ウーリン)の「Air EV」と、韓国現代自動車の「アイオニック5」がEV販売台数で2強となった。

ただ東南アジア全体で見ると、BYDは手頃な価格帯の車種をそろえ、現地販売会社との提携を進めることで、EV販売で他のメーカーに対して優位に立っている。

今回インドネシア向けには、「ドルフィン」のハッチバック車と、電動スポーツタイプ多目的車(SUV)の「アット3」、セダンの「シール」をお披露目した。

インドネシアは、国内のEV普及を促進するとともに、電池の重要素材となるニッケル資源を豊富に抱える利点を生かし、電池生産やEVサプライチェーン(供給網)分野への外資呼び込みを積極化している。

ハルタルト調整相(経済)は、この日のBYDのイベントに送った動画メッセージで、同社が15万台の生産能力を備えた工場建設に13億ドルの投資を計画していると明らかにした。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米CB消費者信頼感、5月は102.0 インフレ懸念

ワールド

イスラエル戦車、ラファ中心部に初到達 避難区域砲撃

ワールド

香港、国家安全条例で初の逮捕者 扇動の容疑で6人

ワールド

サウジ国王、公務に復帰 肺炎治療後初の閣議出席=報
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
2024年6月 4日号(5/28発売)

強硬派・ライシ大統領の突然の死はイスラム神権政治と中東の戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 2

    汎用AIが特化型モデルを不要に=サム・アルトマン氏最新インタビュー

  • 3

    プーチンの天然ガス戦略が裏目で売り先が枯渇! 欧州はロシア離れで対中輸出も採算割れと米シンクタンク

  • 4

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲー…

  • 5

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃…

  • 6

    コンテナ船の衝突と橋の崩落から2カ月、米ボルティモ…

  • 7

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 8

    TikTokやXでも拡散、テレビ局アカウントも...軍事演…

  • 9

    少子化が深刻化しているのは、もしかしてこれも理由?

  • 10

    メキシコに巨大な「緑の渦」が出現、その正体は?

  • 1

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発」で吹き飛ばされる...ウクライナが動画を公開

  • 2

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 3

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃がのろけた「結婚の決め手」とは

  • 4

    ウクライナ悲願のF16がロシアの最新鋭機Su57と対決す…

  • 5

    黒海沿岸、ロシアの大規模製油所から「火柱と黒煙」.…

  • 6

    戦うウクライナという盾がなくなれば第三次大戦は目…

  • 7

    能登群発地震、発生トリガーは大雪? 米MITが解析結…

  • 8

    「天国にいちばん近い島」の暗黒史──なぜニューカレ…

  • 9

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された─…

  • 10

    少子化が深刻化しているのは、もしかしてこれも理由?

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 4

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 5

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 6

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 7

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 8

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 9

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中