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米商業用不動産所有者、来年は証券市場の利用増か=ムーディーズ

2023年12月11日(月)17時14分

12月8日、 格付け会社ムーディーズは新しいリポートで、来年はより多くの米商業用不動産所有者が銀行ではなく商業用不動産ローン担保証券(CMBS)の貸し手に目を向けるとの見通しを示した。写真はニューヨークのマンハッタン。7月撮影(2023年 ロイター/Amr Alfiky)

Matt Tracy

[ワシントン 8日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズは新しいリポートで、来年はより多くの米商業用不動産所有者が銀行ではなく商業用不動産ローン担保証券(CMBS)の貸し手に目を向けるとの見通しを示した。

金利の上昇、不動産価値の変動、キャッシュフローの悪化により、銀行をはじめとする商業用不動産(CRE)の貸し手による融資基準は2023年を通じて引き締められている。

6日に発行されたリポートによると、新規・既存の借り手の多くは代わりに個々のローンをプールするCMBSに目を向けている。これらローンプールの全体的な信用力と利回りに重点を置く投資家からの需要は根強いという。

マルチローン(コンデュイット)型とシングルアセット・シングルボロワー(SASB)型のCMBSローン発行は今年全体で2022年の水準から減少。しかし、ムーディーズによると、今年後半はSASBとCREローン担保証券(CLO)の発行が急増した。

ロイター
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