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米、22年の対内投資審査が過去最多更新

2023年08月01日(火)08時04分

 米国の対米外国投資委員会(CFIUS)が2022年に審査した対内投資案件は過去最多を更新した。米財務省が31日、発表した。写真は1月、ワシントンの財務省で撮影(2023年 ロイター/Jim Bourg)

[ワシントン 31日 ロイター] - 米国の対米外国投資委員会(CFIUS)が2022年に審査した対内投資案件は過去最多を更新した。米財務省が31日、発表した。

昨年に審査対象となった承認申請は286件で、これまでの過去最多だった21年の272件、19年の187件を上回った。22年の申請件数の約80%が金融、情報とサービス、製造業に関するものだった。

中国の投資家による承認申請は審査対象が36件に上り、前年の44件から減少。20年の17件は上回った。

CFIUSは「投資対象の技術を含め、審査案件はますます複雑になっており、特定されたリスクを解消するために、より多くの国家安全保障上の合意が必要になっている」と指摘した。

米国企業に投資する外国企業は、過半数に満たない株式取得の場合も含め、大半の案件についてCFIUSに承認を申請する必要がある。CFIUSは国家安全保障上の観点から審査し、取引を阻止することができる。

ロイター
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