英ヒースロー空港、年後半のレジャー旅行減速を予想 生活費高騰で

英ヒースロー空港は２６日、新型コロナウイルス禍後に急回復したレジャー旅行需要は年内に失速すると予想した。同空港で昨年６月撮影。（2023年　ロイター/Henry Nicholls/File Photo

［ロンドン　２６日　ロイター］ - 英ヒースロー空港は２６日、新型コロナウイルス禍後に急回復したレジャー旅行需要は年内に失速すると予想した。

上期の利用者数は４２％増の３７００万人。税引き前利益は６％増の２億７９００万ポンド（３億６０００万ドル）。中国の経済再開と大西洋路線の需要急増で発着便数が増えたことが寄与した。

この１年、インフレ進行や金利上昇にもかかわらず、消費者はコロナ禍の蓄えをレジャーに使ってきた。

しかしヒースロー空港は、生活費高騰を「重大な逆風」とし、予約ラッシュは下半期に収束に向かうと予想した。

ただ２０２３年の利用客数予想は、４月に発表した７０００万─７８００万人を維持した。１９年は８１００万人だった。