ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=続伸、ナスダックは四半期ベースで2020年以来の大幅高

2023年04月01日(土)06時51分

米国株式市場は続伸し、主要株価指数は軒並み1%超高となった。インフレ鈍化の兆候を受け、米連邦準備理事会(FRB)が近く積極的な利上げサイクルを終了する可能性があるという期待が強まった。3月13日、ニューヨークで撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 31日 ロイター] - 米国株式市場は続伸し、主要株価指数は軒並み1%超高となった。インフレ鈍化の兆候を受け、米連邦準備理事会(FRB)が近く積極的な利上げサイクルを終了する可能性があるという期待が強まった。ナスダック総合は四半期ベースで2020年4─6月期以来の大幅な伸びを記録した。

S&P総合500は終値としては2月15日以来の高値を付けた。四半期ベースでは情報技術が21.5%上昇したことを手掛かりに、2四半期連続で値上がりした。

今月の米地銀破綻や金融危機の可能性を巡る懸念から銀行株が売られたことで、金融は四半期ベースで6.1%、KBW地銀株指数は18.6%それぞれ下落した。

米商務省が31日発表した2月の個人消費支出(PCE)価格指数は伸びが鈍化した。前月比0.3%上昇、前年比5.0%上昇で1月(前月比0.6%上昇、前年比5.3%上昇)から減速した。前年比の伸びは2021年9月以降で最小だった。

LPLフィナンシャルのチーフグローバルストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「株式市場は小幅ながらもインフレの鈍化を歓迎しているようだ。FRBの利上げが緩慢なペースではあるものの、効果を発揮していることを明示している」と述べた。

CMEグループのフェドウオッチによると、米短期金利先物市場が織り込む5月の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%ポイント利上げ確率は50%程度に低下。据え置き予想もほぼ同水準となっている。

米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は31日、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを停止したとしても、その水準を当面維持することがインフレ率の2%目標回帰に重要と述べた。

第1・四半期としてはナスダックが16.8%、S&Pが7%、ダウ工業株30種が0.4%それぞれ上昇した。

ナスダックは月間でも6.7%上昇した。

半導体が好調で、フィラデルフィア半導体は四半期ベースで27.6%値上がりした。

銀行株が売られ、米2年債利回りが低下する中、大手ハイテク株に買いが入った。

アップルは1.6%高。アップルのモバイルブラウザとクラウドゲームサービスの市場支配に関する英規制当局の調査に対する不服申し立てが認められたことが材料視された。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.78対1の比率で上回った。ナスダックでは2.45対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は119億8000万株。直近20営業日の平均は127億4000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 33274.15 +415.12 +1.26 32901.9 33291. 32901.

6 00 96

前営業日終値 32859.03

ナスダック総合 12221.91 +208.44 +1.74 12031.5 12227. 12030.

4 93 44

前営業日終値 12013.47

S&P総合500種 4109.31 +58.48 +1.44 4056.18 4110.7 4056.1

5 8

前営業日終値 4050.83

ダウ輸送株20種 14438.66 +309.16 +2.19

ダウ公共株15種 939.79 +6.88 +0.74

フィラデルフィア半導体 3230.86 +22.61 +0.70

VIX指数 18.70 -0.32 -1.68

S&P一般消費財 1163.98 +29.68 +2.62

S&P素材 507.92 +7.87 +1.57

S&P工業 856.59 +11.12 +1.31

S&P主要消費財 780.38 +6.45 +0.83

S&P金融 535.28 +6.09 +1.15

S&P不動産 234.78 +5.02 +2.18

S&Pエネルギー 634.90 +4.00 +0.63

S&Pヘルスケア 1510.73 +16.77 +1.12

S&P通信サービス 191.53 +3.90 +2.08

S&P情報技術 2638.98 +38.12 +1.47

S&P公益事業 344.01 +2.59 +0.76

NYSE出来高 12.34億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 28270 + 180 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 28205 + 115 大阪比

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=主要3指数が1%超下落、原油急騰で

ビジネス

NY外為市場=ドル小幅高、原油高背景に安全資産買い

ビジネス

PayPayがナスダック上場、初値は公開価格比19

ワールド

イラン「もはや以前と同じでない」、米イスラエル攻撃
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 2
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車整備は収入増、公認会計士・税理士は収入減
  • 3
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃に支持が広がるのか
  • 4
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 5
    「イラン送りにすべき...」トランプ孫娘、警護隊引き…
  • 6
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 7
    2万歩でも疲れない? ディズニー・ユニバで足が痛く…
  • 8
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 9
    イランがドバイ国際空港にドローン攻撃...爆発の瞬間…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 9
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 10
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中