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中国金融当局、不動産開発業者に事前販売資金の活用を容認

2022年11月15日(火)10時41分

 11月14日、中国の銀行保険監督管理委員会(CBIRC)は、不動産開発業者が物件の事前販売で得た資金の一部を活用することを認めると通達した。上海で2月24日撮影(2022年 ロイター/Aly Song)

[北京 14日 ロイター] - 中国の銀行保険監督管理委員会(CBIRC)は14日、不動産開発業者が物件の事前販売で得た資金の一部を活用することを認めると通達した。

通達によると、商業銀行は不動産開発業者が物件の事前販売で得た、エスクロー勘定で管理されている資金について、業者に保証状を発行することが可能になる。

エスクロー勘定から引き出した資金はプロジェクトの建設や債務の返済に優先的に充当することが必要で、土地の取得や新規の投資などに充てることは禁止される。

不動産開発業者は完成前に物件を販売することができるが、こうした販売については売上高を、支払い目的に応じたエスクロー勘定で管理することが義務付けられている。

中国の不動産業界は2020年半ばから流動性の逼迫が続き、当局が対応策を相次いで打ち出している。

ロイター
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