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KKR、アジアインフラ2号ファンドで60億ドル調達 過去最大
10月28日、米プライベートエクイティ(PE)大手KKRは、2本目となるアジア太平洋地域インフラファンドの初回募集締め切り(ファースト・クローズ)で約60億ドルを調達した。写真は2018年8月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)
[シンガポール 28日 ロイター] - 米プライベートエクイティ(PE)大手KKRは、2本目となるアジア太平洋地域インフラファンドの初回募集締め切り(ファースト・クローズ)で約60億ドルを調達した。関係筋2人がロイターに明らかにした。この地域の同セクターにおけるPEの資金調達額としては過去最大となった。
PEの資金調達プロセスにおけるファースト・クローズは、ファンドが最低限の基準に達し、投資を開始できることを示す重要な節目と見なされている。ローンチからわずか7カ月で記録的な調達額となったことは、インフレ高進と金利上昇により多くのセクターで取引が圧迫される中、多様なインフラ資産を購入したいという投資家の意欲を裏付けるものだ。
関係筋の1人によると、今回の第2号ファンドの資金調達は、KKRが2021年1月に募集終了(ファイナルクローズ)した第1号ファンドの調達資金39億ドルの大半を投資先に投入した後に行われた。
十数件の投資を行った第1号インフラファンドと同様、2号ファンドも再生可能エネルギー、通信基地局、電力、公益事業、輸送インフラなどを対象にするという。
KKRはコメントを控えた。