ロシア、国産航空機に切り替えへ 制裁で整備困難

　１０月１８日、ロシア政府は海外製航空機を国産モデルに切り替えるため、政府系ファンドから１兆４０００億ルーブル（約２２７億ドル）を確保することを計画している。写真はモスクワ郊外の空港で２０２０年４月撮影（２０２２年　ロイター／Tatyana Makeyeva）

［モスクワ　１８日　ロイター］ - ロシア政府は海外製航空機を国産モデルに切り替えるため、政府系ファンドから１兆４０００億ルーブル（約２２７億ドル）を確保することを計画している。西側諸国の制裁を受けて、航空機の整備に必要な部品の調達が難しくなっていた。シルアノフ財務相が１７日の下院予算委員会で明らかにした。

ボーイングやエアバス機を、ロシア企業スホイのスーパージェット・ニューやイルクートのＭＳ―２１などに置き換える資金をリース会社に提供するという。

シルアノフ氏は「ロシアの航空機メーカーはリース向けの需要が保証される。機体は国内航空会社で利用されることになる」と説明した。