ニュース速報

ビジネス

失業率8月は2.5%に改善、有効求人倍率は1.32倍に上昇

2022年09月30日(金)08時47分

 総務省が9月30日発表した8月の完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月(2.6%)から0.1ポイント低下した。都内で2019年1月撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

[東京 30日 ロイター] - 総務省が30日に発表した8月の完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月から改善した。一方、厚労省が発表した8月の有効求人倍率は1.32倍と、前月に比べて0.03ポイント上昇した。

ロイターがまとめた完全失業率の事前予測は2.5%だった。

男性の失業率は2.7%と前月から0.1ポイント低下。女性は2.3%で前月と同率だった。

就業者数(季節調整値)は6730万人で前月に比べ4万人減少。

完全失業者数(同)は175万人で、前月に比べて1万人減少した。内訳では「自発的な離職(自己都合)」が6万人減少。「非自発的な離職」は前月と同数。「新たに求職」は5万人増加した。

<有効求人倍率は改善傾向>

有効求人倍率は8カ月連続で上昇した。2020年3月以来の水準に持ち直しているが、1.5─1.6倍台で推移していたコロナ前の2019年の水準にはなお届いていない。

有効求人倍率は求職者1人当たりに企業からの求人が何件あるかを示す。有効求人数(季節調整値)は前月に比べて0.6%増、有効求職者数(同)は1.5%減となった。

8月の新規求人数(原数値)は前年同月比15.1%増加となった。産業別では「宿泊業、飲食サービス業」が同51.1%増、「生活関連サービス業、娯楽業」が同28.9%増、「卸売業、小売業」が同18.7%増などと伸びが目立った。

(杉山健太郎)

*この記事の詳細はこの後送信します。新しい記事は見出しに「UPDATE」と表示します。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

利上げの可能性、物価上昇継続なら「非常に高い」=日

ワールド

アングル:ホームレス化の危機にAIが救いの手、米自

ワールド

アングル:印総選挙、LGBTQ活動家は失望 同性婚

ワールド

北朝鮮、黄海でミサイル発射実験=KCNA
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ公式」とは?...順番に当てはめるだけで論理的な文章に

  • 3

    「韓国少子化のなぜ?」失業率2.7%、ジニ係数は0.32、経済状況が悪くないのに深刻さを増す背景

  • 4

    便利なキャッシュレス社会で、忘れられていること

  • 5

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 6

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離…

  • 7

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 8

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 9

    毎日どこで何してる? 首輪のカメラが記録した猫目…

  • 10

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 4

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 9

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中