ニュース速報

ビジネス

米ディズニーの7─9月期、収益予想下回る 動画配信部門が低調

2021年11月11日(木)09時49分

 11月10日、米娯楽大手のウォルト・ディズニーが発表した第4・四半期(10月2日まで)決算は、収益が市場予想を下回った。2020年3月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[10日 ロイター] - 米娯楽大手のウォルト・ディズニーが10日発表した第4・四半期(10月2日まで)決算は、収益が市場予想を下回った。動画配信サービスの新規契約者が2年前のサービス開始以来の低水準となった。

決算発表を受けて株価は、時間外取引で5%近く下落した。

テーマパーク部門の営業利益は6億4000万ドルで、リフィニティブがまとめた市場予想の9億4200万ドルを下回った。第4・四半期には新型コロナウイルス禍で閉鎖していた同社テーマパークの全てが再開した。

動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」の新規加入者は210万人で、ネットフリックスのほぼ同期間の新規加入者の半分未満となり、ファクトセットがまとめた市場予想の1020万人を下回った。

ボブ・チャペック最高経営責任者(CEO)は、動画配信部門の伸びは四半期ごとに変動すると指摘しており、2024年度末までにディズニープラスの契約者は2億3000万─2億6000万人に達するとの従来見通しを堅持した。

インベスティング・ドット・コムのアナリスト、ハリス・アンワー氏は、ディズニーがこの見通しを達成できるとみていない投資家もいると指摘。「ディズニーは、動画配信サービスの加入者の伸びで壁にぶち当たっているようだ。投資家の間では同社のサービスが市場をリードするネットフリックスに真剣に対抗できるのか疑問が生じている」と語った。

10月初旬時点で、ディズニープラスの有料サービス加入者は1億1810万人に達した。「Hulu」と「ESPN+」を加えると同社の動画配信サービス加入者は1億7900万人となった。

動画配信部門は、新作の制作コストなどが圧迫し、赤字が続いている。第4・四半期は6億3000万ドルの営業損失となった。

米国のテーマパークでは、来場者数と消費額が増加した。クリスティン・マッカーシー最高財務責任者(CFO)は、米テーマパークへの外国人来場者の「実質的な回復」は22年末まで見込んでいないと述べた。

第4・四半期の売上高は、前年同期の147億1000万ドルから185億3000万ドルに増加した。リフィニティブのアナリスト予想(187億9000万ドル)は下回った。

希薄化後の1株当たり利益は0.37ドルで、アナリスト予想の0.51ドルを下回った。

純利益は1億5900万ドル(1株当たり0.09ドル)。前年同期は7億1000万ドル(1株当たり0.39ドル)の損失を計上していた。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国こそが「真の脅威」、台湾が中国外相のミュンヘン

ワールド

米中「デカップリング論」に警鐘、中国外相がミュンヘ

ビジネス

ウォルマート決算や経済指標に注目、「AIの負の影響

ワールド

ドバイ港湾DPワールドのトップ辞任、「エプスタイン
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 2
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 3
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活動する動画に世界中のネット民から賞賛の声
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    それで街を歩いて大丈夫? 米モデル、「目のやり場に…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 8
    世界市場3.8兆円、日本アニメは転換点へ――成長を支え…
  • 9
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 10
    【インタビュー】「4回転の神」イリヤ・マリニンが語…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 6
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 7
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 10
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中