ニュース速報

ビジネス

英バーバリー、新疆問題巡り中国人気女優が契約打ち切り

2021年03月26日(金)14時35分

 3月26日、新疆ウイグル自治区のウイグル族人権問題を巡る英国と中国の対立の影響が、英ファッションブランドのバーバリーに及んでいる。写真はニューヨークで2019年3月撮影(2021年 ロイター/Carlo Allegri)

[北京 26日 ロイター] - 新疆ウイグル自治区のウイグル族人権問題を巡る英国と中国の対立の影響が、英ファッションブランドのバーバリーに及んでいる。中国人女優が同社との契約を打ち切った他、中国の人気ビデオゲームでは、同社の象徴的なチェック柄デザインが削除された。

中国外務省は26日、新疆ウイグル自治区に関する「うそと偽情報」に対応し、英国の4団体と9人の個人を制裁対象に指定したと発表した。英国が同自治区での人権侵害を巡り、欧州連合(EU)や米国とともに中国に制裁を発動したことへの対抗措置。

バーバリーは「持続可能なコットンの生産」を目指すNGO団体「ベター・コットン・イニシアティブ(BCI)」に加盟している。BCIは昨年10月、人権問題を理由に新疆ウイグル自治区で生産される綿の承認を保留にすると発表した。

中国人女優のチョウ・ドンユィ(周冬雨)さんは、バーバリーとのブランドアンバサダー契約を打ち切った。同氏のエージェンシーによると、バーバリーが新疆ウイグル自治区で生産される綿について明確なスタンスを公表していないことが理由という。

また、中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)の人気ゲーム「王者榮耀」では、キャラクターの衣装からバーバリーの象徴的なチェックデザインが削除された。短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」の同ゲームの公式アカウントで明らかになった。中国のネットユーザーからはこれを歓迎する声が上がっている。

ウイグル族の人権問題を巡り中国のソーシャルメディアを中心にH&Mやアディダス、ナイキなど海外のアパレル企業への批判が広がっている。これらの企業はこれまで、中国最大の綿生産地である新疆ウイグル自治区の労働条件の問題に懸念を示している。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米財務長官、欧州に報復自制求める グリーンランド巡

ビジネス

英ビーズリー株約40%急騰、チューリッヒ保険が10

ワールド

中国、EUに投資環境損なわないよう要請 企業排除の

ワールド

トランプ氏、ダボスでビジネス界首脳らと21日会談
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 2
    「耳の中に何かいる...」海で男性の耳に「まさかの生物」が侵入、恐怖映像と「意外な対処法」がSNSで話題に
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 5
    中国、欧米の一流メディアになりすまして大規模な影…
  • 6
    「死ぬところだった...」旅行先で現地の子供に「超危…
  • 7
    AIがついに人類に「牙をむいた」...中国系組織の「サ…
  • 8
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 9
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 10
    中国ネトウヨが「盗賊」と呼んだ大英博物館に感謝し…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 7
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 9
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中