ニュース速報

ビジネス

日経平均は反落、58円安 利益確定売りが優勢

2020年08月05日(水)15時40分

8月5日、東京株式市場で日経平均は反落した。写真は2019年12月、東京株式市場で撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落した。前日の米国株式市場は続伸したものの、日経平均は前日までの2営業日で850円以上の上昇となっており、急速な戻りに対する警戒感で利益確定売りが優勢となった。前場は一時200円超安となる場面もみられたが、後場には日銀のETF(上場投資信託)買いへの期待が下支えとなり、下げ幅を縮小した。この日も4─6月期の決算内容や通期の見通しなどを手掛かりにした個別物色が続いた。

ソニー<6758.T>は反落し1.61%安。同社は4日に2021年3月期の連結営業利益(米国基準)が前年比26.7%減の6200億円になりそうだと発表した。減益見通しながら、ゲーム分野での好調や同日に発表した自社株買いを好感し、寄り付き後は連日の年初来高値更新となったが、その後は利益確定売りに押された。 

山崎製パン<2212.T>が大幅反落し10.67%安、東証1部で値下がり率第1位となった。4日に2020年12月期の営業利益見通しを275億円から200億円に下方修正すると発表したことが嫌気された。

市場では「企業決算は全体的にみても厳しい内容となっており、日経平均の上値を重くしている。ただ、トヨタ自動車<7203.T>が6日に決算を控えていることもあり、内容を見極めたいとの様子見ムードも感じられる。あす以降地合いが変化する可能性もある」(運用会社)との声が出ていた。 

TOPIXも反落。東証33業種では空運業、陸運業、情報・通信業などの18業種が値下がり。鉄鋼、非鉄金属、石油・石炭製品などの15業種は値上がりした。

東証1部の騰落数は、値上がり981銘柄に対し、値下がりが1090銘柄、変わらずが102銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22514.85 -58.81

寄り付き    22479.72

安値/高値   22,356.25─22,55

4.20

TOPIX<.TOPX>

終値       1554.71 -0.55

寄り付き     1548.57

安値/高値    1,540.17─1,555.

75

東証出来高(万株) 120480

東証売買代金(億円) 21780.76

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:米株のテック依存、「ITバブル期」上回る

ビジネス

午後3時のドルは153円前半、1週間ぶり安値から反

ビジネス

三菱重、今期の受注高見通し6.1兆円に上積み エナ

ビジネス

三菱重社長「具体的な話は聞いていない」、対米投融資
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    「これは困るよ...」結婚式当日にフォトグラファーの…
  • 6
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 7
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 8
    NY市長に「社会主義」候補当選、マムダニ・ショック…
  • 9
    「なんだコイツ!」網戸の工事中に「まさかの巨大生…
  • 10
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中