ニュース速報

ビジネス

米新車販売、コロナ禍からの回復続く トヨタはマイナス幅縮小

2020年08月04日(火)09時26分

 8月3日、自動車各社が発表した7月の米新車販売は新型コロナウイルス感染拡大からの回復傾向を引き続き示した。写真はペンシルベニア州で5月撮影(2020年 ロイター/Carlos Barria)

[デトロイト 3日 ロイター] - 自動車メーカー各社が発表した7月の米新車販売は新型コロナウイルス感染拡大からの回復傾向を引き続き示した。トヨタ自動車<7203.T>が3日発表した新車販売台数は前年同月比19%減と、新型コロナで自動車業界の活動がほぼ停止した3月半ば以降で最も小幅な減少にとどまった。

トヨタの販売台数は16万9484台と、コロナ対策による封鎖措置で北米の自動車生産が2カ月間停止し、米国の複数の州で販売店が閉鎖する以前の水準に回復した。

米自動車販売は4月に底を付けてから回復傾向をたどっており、自動車大手は増産と販売店での在庫拡充を急いでいる。

ただ、米国の南部と南西部の複数の州では足元で新型コロナ感染者が急増しており、米景気回復を巡る不透明感が高まるなか、自動車販売への悪影響も懸念されている。

韓国の現代自動車<005380.KS>の米新車販売台数は0.6%増の5万7677台となった。同社の北米販売責任者、ランディー・パーカー氏は発表文で「新型コロナ大流行にもかかわらず販売増を確保したのは素晴らしい結果で、われわれの商品ラインアップの奥深さと質の高さ、ディーラーの底堅さを物語っている」とした。

調査会社ワーズ・インテリジェンスによると、7月の米小型自動車販売台数は季節調整済み年率推計で1452万台となった。

ゼネラル・モーターズ(GM)は先月29日、持続的な景気回復と2020年の業界全体の自動車販売台数約1400万台という想定に基づき、借入金の年内返済が可能との見解を示した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国人民銀、一部銀行の債券投資調査 利益やリスクに

ワールド

香港大規模火災、死者159人・不明31人 修繕住宅

ビジネス

ECB、イタリアに金準備巡る予算修正案の再考を要請

ビジネス

トルコCPI、11月は前年比+31.07% 予想下
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇気」
  • 2
    大気質指数200超え!テヘランのスモッグは「殺人レベル」、最悪の環境危機の原因とは?
  • 3
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が猛追
  • 4
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与…
  • 5
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 6
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 7
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 8
    【クイズ】日本で2番目に「ホタテの漁獲量」が多い県…
  • 9
    若者から中高年まで ── 韓国を襲う「自殺の連鎖」が止…
  • 10
    海底ケーブルを守れ──NATOが導入する新型水中ドロー…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 3
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 10
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中