ニュース速報

ビジネス

ドル続伸、過去最多の米失業保険申請受け=NY市場

2020年04月03日(金)06時27分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して続伸。世界的なリセッション(景気後退)不安でドルの逃避買いが続いた。ハラレで昨年7月撮影(2020年 ロイター/PHILIMON BULAWAYO)

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して続伸。世界的なリセッション(景気後退)不安でドルの逃避買いが続いた。

TIAAバンクのワールドマーケッツ部門社長、クリス・ガフニー氏は「新型コロナウイルスの影響が世界で拡大しており、投資家はドルを安全資産と見ている」と指摘した。

米労働省がこの日発表した3月28日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は664万8000件と、前週の330万7000件(上方改定)から倍増し、2週連続で過去最多を更新した。

ミレニアム・グローバル・インベストメンツの共同最高投資責任者、リチャード・ベンソン氏は、今回の指標は予想に比べて極めて悪い内容だったと述べた。

投資家は3日に発表される3月の米雇用統計に注目。ロイター予想によると、非農業部門雇用者数は10万人減と、前月の27万3000人増から急減するとみられている。

ナットウエスト・マーケッツは顧客向けノートで「もちろん、雇用統計は4月にさらに大幅に悪化し、金融危機の際に記録した2009年3月の80万人減という最大の数字を上回るのはほぼ間違いない」と指摘した。

市場では、トランプ米大統領が先月31日に新型コロナとの戦いで非常に厳しい2週間が待ち受けていると発言して以降、警戒が強まっている。

米疾病対策センター(CDC)は2日、国内の新型コロナウイルス感染者数が21万3144人と、前日から2万7043人増加したと発表した。

この日は、円とユーロのスワップ市場でドル調達コストが安定化。新型コロナ流行で高まったドル需要が低下したことが示された。

午後の取引で、ドル指数<=USD>は0.7%高の100.17。

対円では0.7%高の1ドル=107.91円。

ユーロは対ドルで下落が続き、1%安の1.0847ドル。1週間ぶり安値を付けた。

米連邦準備理事会(FRB)は1日、新型コロナウイルス流行による景気悪化を和らげる措置の一環で、大手銀行の補完的レバレッジ比率(SLR)規制を一時的に緩和し、銀行が保有する米国債やFRBに預ける準備預金を同比率の算出から除外することを認めると発表した。

ドル/円 NY終値 107.90/107.93

始値 107.42

高値 108.09

安値 107.03

ユーロ/ドル NY終値 1.0856/1.0860

始値 1.0918

高値 1.0929

安値 1.0822

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米イラン、核協議の議題や開催地巡り溝 実現に不透明

ワールド

再送米政権、ミネソタ州派遣の移民職員700人削減へ

ワールド

米財務長官、強いドル政策支持再表明 FRBは国民の

ワールド

EXCLUSIVE-ロ原油収入減で財政悪化懸念、2
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流していた? 首相の辞任にも関与していた可能性も
  • 4
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 8
    電気代が下がらない本当の理由――「窓と給湯器」で家…
  • 9
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 10
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中