ニュース速報

ビジネス

中国、EV生産規制の緩和や排ガス規制延期を検討=関係筋

2020年04月01日(水)19時53分

4月1日、複数の関係筋によると、中国政府は新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている自動車メーカーを支援するため、電気自動車(EV)の生産拡大を義務づける規制を一時的に緩和することを検討している。写真は柳州市の駐車場に置かれたEV。2019年2月撮影(2020年 ロイター/Aly Song)

[北京 1日 ロイター] - 複数の関係筋によると、中国政府は新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている自動車メーカーを支援するため、電気自動車(EV)の生産拡大を義務づける規制を一時的に緩和することを検討している。

また新たな排ガス規制の導入を6カ月延期することも検討している。

関係筋は「需要全体が鈍化する中、EVの生産拡大が自動車メーカーの負担になっていることを政府は認識している。政府は自動車産業が今年着実に回復することを望んでいる」と述べた。

関係筋によると、政府は詳細を検討中で、最終決定には至っていない。協議には工業情報省、生態環境省、自動車業界の関係者が参加しているという。

工業情報省の幹部は先月30日、「新エネルギー車と関連政策を調整し、自動車業界の協調の取れた健全な発展をさらに促す」と表明していた。

工業情報省、生態環境省のコメントはとれていない。

中国政府は、EV・プラグインハイブリッド車・燃料電池車など「新エネルギー車(NEV)」が新車販売に占める比率を2025年に全体の25%前後に引き上げることを目指している。

政府は中国に進出している自動車メーカーにNEVの生産に関する厳しいルールを適用しており、メーカーはEVの生産を増やしている。

ただ、中国政府の方針を巡っては、ガソリン車の燃費改善に向けたインセンティブが少ないとの批判も出ている。

現在検討されている政策変更は、自動車メーカーが利益率の高いガソリン車の販売に注力し、キャッシュフローを改善できる体制を整えることが主な狙いとみられている。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米・イラン、ここ数日で直接対話再開か アラグチ外相

ビジネス

再送米国株式市場=急反発、AI関連銘柄が高い 原油

ワールド

IEA、備蓄追加放出も ホルムズ海峡再開が鍵=事務

ワールド

IEA、備蓄追加放出も ホルムズ海峡再開が鍵=事務
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったのか?
  • 3
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 6
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングア…
  • 7
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 8
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中