ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏景況感が改善、失業率11年半ぶり低さ 新型肺炎は要注意

2020年01月31日(金)01時41分

欧州委員会が30日発表した1月のユーロ圏景況感指数は102.8で、前月の101.3から上昇した。写真は独ティッセン・クルップの製鉄所。2019年1月、デュイスブルクで撮影(2020年 ロイター/Wolfgang Rattay)

[ブリュッセル 30日 ロイター] - 欧州委員会が30日発表した1月のユーロ圏景況感指数は102.8で、前月の101.3から上昇した。ロイターがまとめたエコノミスト予想平均の101.8を大幅に上回り、ユーロ圏経済が今年、好調なスタートを切った可能性を示した。製造業の景況感指数が昨年8月以来の水準に上昇したことなどが寄与した。

景況感指数の改善は、工業部門にけん引された。工場管理者は生産見通しや完成品在庫についてより楽観的になっている。工業部門は昨年、貿易戦争によって大きな打撃を受けたが、今月中旬に米中が署名した貿易協議の「第1段階合意」によって恩恵を受けたもようだ。

欧州連合(EU)統計局が発表した昨年12月のユーロ圏の失業率は7.4%で、11月の7.5%から改善、2008年5月以来11年半ぶりの低水準を記録した。

ただし新型コロナウイルスの流行に伴い改善は一時的にとどまる恐れもあり、過度の楽観は禁物との見方もある。INGバンクのエコノミストは「製造業の底入れが近づく兆しも見られる一方で、コロナウイルスが世界経済に及ぼす影響を巡って不透明感も強まっており、統計の解釈には注意を要する」と述べた。

域内の経済大国を見ると、工業部門の指数はドイツで最も大きく上昇した。しかし、同部門の景況感はドイツでも、ユーロ圏全体でも依然として長期平均を下回ったままとなっている。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、中東の基地から一部要員撤収 攻撃なら報復とイラ

ワールド

トランプ氏のエヌビディアAI半導体対中輸出承認、議

ビジネス

米銀第4四半期決算、融資の伸びが増益に貢献 クレカ

ワールド

トランプ氏、一部の先端半導体に25%関税 国内生産
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広がる波紋、その「衝撃の価格」とは?
  • 3
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救った...実際の写真を公開、「親の直感を信じて」
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    飛行機内で「マナー最悪」の乗客を撮影...SNS投稿が…
  • 6
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 7
    鉛筆やフォークを持てない、1人でトイレにも行けない…
  • 8
    宇宙に満ちる謎の物質、ダークマター...その正体のカ…
  • 9
    年始早々軍事介入を行ったトランプ...強硬な外交で支…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 10
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中