ニュース速報

ビジネス

FRBの3回利下げ、米経済を「かなり支援」=副議長

2019年11月02日(土)02時56分

 1日、米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長はFRBが今年これまでに実施してきた3回の利下げは、その最大効果がまだ現れていないものの、米経済を「かなり支援」していると述べた。写真はクラリダ副議長。8月23日撮影(2019年 ロイター/Jonathan Crosby)

[ワシントン 1日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は1日、FRBが今年これまでに実施してきた3回の利下げは、その最大効果がまだ現れていないものの、米経済を「かなり支援」していると述べた。

ニューヨークのジャパン・ソサエティーでの講演原稿で、利上げ予想から3回連続の利下げというFRBの政策変更が「経済に有意義な支援を提供しており、今後も提供し続ける」と指摘。米経済と金融政策は「良い状況にある」とした。

また「経済成長率や雇用市場、インフレに対する政策調整の最大効果は時間とともに実現していく。緩やかな経済成長や堅調な雇用市場、2%目標近傍のインフレ率というわれわれの見通しと経済に関する今後の情報が広く一致し続ける限り、金融政策の現在のスタンスは引き続き適切である可能性が高い」と語った。

FRBは今週開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通りに25ベーシスポイント(bp)の利下げを決定。7月と9月に続く今年3回目の利下げとなった。

クラリダ副議長は海外の成長鈍化、特に米輸出の抑制につながる世界経済の弱さに伴う米経済のリスクは続いているが、現時点では引き続き米経済は成長する見込みだとした。

利下げによってドルが減価し、米輸出の押し上げにつながるとの主張に対しては、世界の経済成長の状態を考慮すると、ドル安が必ずしも米輸出に貢献するとは限らないと言及。「過去1年間の米輸出の大幅な鈍化を説明する上で、ドルの価値はさほど重要ではないようだ」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=円、対ドルで24年7月以来の安値 財

ワールド

黒海で石油タンカー2隻にドローン攻撃、ロシア南部に

ワールド

トランプ氏、USMCAへの不満再表明 「米にメリッ

ワールド

米、ムスリム同胞団3支部「国際テロ組織」指定 ハマ
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救った...実際の写真を公開、「親の直感を信じて」
  • 3
    飛行機内で「マナー最悪」の乗客を撮影...SNS投稿が話題に 「なぜこれが許されると思えるのか」
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 8
    「お父さんの部屋から異臭がする」...検視官が見た「…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 6
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 7
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中