ニュース速報

ビジネス

ドラギ総裁の政策を評価 特定のスタッフに依存 ECB職員調査

2019年10月23日(水)20時08分

 10月23日、欧州中央銀行(ECB)職員はドラギ総裁の積極的な緩和策を支持する一方、特定のスタッフのみを頼りにし組織におけるえこひいきを容認したとみていることが明らかになった。写真はEUサミットに参加したドラギ氏。3月22日、ベルギーのブリュッセルで撮影(2019年 ロイター/Julien Warnand)

[フランクフルト 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)職員はドラギ総裁の積極的な緩和策を支持する一方、特定のスタッフのみを頼りにし組織におけるえこひいきを容認したとみていることが明らかになった。職員で構成する労働組合IPSOの調査結果の内容をロイターが把握した。

ドラギ総裁は8年の任期を終え31日に退任する。ユーロ圏の分裂を回避した功績が世界的に評価される一方、先月発表した債券買い入れ再開など議論の余地がある決定を、幅広く意見を求めることがなく進めたことを批判する声が聞かれた。

調査によると、回答者735人の54.5%がドラギ氏の仕事ぶりを「非常に良い」あるいは「傑出」と評価。政策措置への支持はこれを上回った。

一方で、回答者の過半数が職員採用における透明性の欠如と組織内のえこひいきを批判した。

また、総裁周辺の「キッチン・キャビネット」の存在を指摘し、ごく少数のスタッフのみが内部情報へのアクセス権限をもっていたとの声もあった。

このほか、スタッフの問題への関与が十分でなかったとの回答も47%にのぼった。

ECB報道官によると、調査で明らかになった問題はすでに対応中で、労組との対話はラガルド新総裁の下で続けられる予定。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:「AIよ、うちの商品に注目して」、変わる

ワールド

エアバス、A320系6000機のソフト改修指示 A

ビジネス

ANA、国内線65便欠航で約9400人に影響 エア

ワールド

アングル:平等支えるノルウェー式富裕税、富豪流出で
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 2
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 3
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場の全貌を米企業が「宇宙から」明らかに
  • 4
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 5
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 6
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 7
    「攻めの一着すぎ?」 国歌パフォーマンスの「強めコ…
  • 8
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 9
    エプスタイン事件をどうしても隠蔽したいトランプを…
  • 10
    メーガン妃の「お尻」に手を伸ばすヘンリー王子、注…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネディの孫」の出馬にSNS熱狂、「顔以外も完璧」との声
  • 4
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 5
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 6
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 7
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 8
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 9
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 10
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中