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財政緩んだユーロ圏債務国、市場から敬遠も=ECB金融安定報告
2018年05月25日(金)13時45分
5月24日、欧州中央銀行(ECB)は、金融安定報告を発表し、財政規律が緩んだユーロ圏の債務国は特に経済成長が鈍化した場合に、投資家から敬遠される可能性があると指摘した。写真はフランクフルトのECB本部ビルとEU旗。4月撮影(2018年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[フランクフルト 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は24日、金融安定報告を発表し、財政規律が緩んだユーロ圏の債務国は特に経済成長が鈍化した場合に、投資家から敬遠される可能性があると指摘した。
ECBは報告とともに公表した声明で「高債務国で成長環境が悪化したり、財政規律が緩んだりすれば、財政見通しに影響を与え、ひいては一部のユーロ圏ソブリン発行体に対する市場心理に影響を及ぼす可能性がある」とした。
ECBは欧州連合(EU)の予算ルールに違反する恐れのある国としてベルギー、フランス、イタリア、ポルトガルを挙げ、概して各国政府は、好ましい経済環境が続くとの見通しに頼りすぎているとした。
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